井上真央、“寅ちゃん”たちと1年ぶりの再会「顔を見てホッとしました」
12月4日(金)、11日(金)に2週連続で放送される「少年寅次郎スペシャル」(夜10:00-10:45、NHK総合)の取材会が行われ、井上真央が登壇した。
国民的映画「男はつらいよ」シリーズで監督を務めた山田洋次が、寅次郎の少年期を描いた「悪童 小説寅次郎の告白」をドラマ化した「少年寅次郎」(2019年、NHK総合)のスペシャル版となる本作。ドラマから引き続き、岡田惠和が脚本を担当、寅次郎の育ての母・光子を井上が演じる。
スペシャル版では、葛飾・柴又を旅立ち14歳となった寅次郎の、最愛の妹・さくらへの思いや、亡くなった光子への思慕のほか、幼い寅次郎の泣き笑いエピソードや、1年たって成長した(？)寅次郎が描かれる。
捨て子だった寅次郎を愛情いっぱいに育て、強さと優しさを兼ね備えた光子を演じた井上にスペシャル版の制作が決定したときの思いや、寅次郎の幼少期を演じた藤原颯音と井上優吏への印象について聞いた。
井上真央インタビュー
――スペシャル版の制作が決定した時の思いを教えてください。
出演者同士、家族のように仲が良く、皆この作品が大好きだったので、前回のドラマが終わった後に、「また再会できたらいいね」と話をしていて。もし続きを作るとしたら、寅ちゃんが悪さをしようとすると幽霊の光子が出てきたりするのかな？なんて妄想をしたりしていました。
その後、スペシャル版が決定したと聞いたのですが、コロナ禍ですし、「撮影どうなるのだろう？」ととてもそわそわしていました。そして少し落ち着いてドラマの撮影もできる状況になり、皆さんとリハーサルでお会いした時は、ホッとしましたし、再会できたことにとても喜びを感じました。
――1年ぶりに会った藤原颯音さんと井上優吏さんの印象はいかがでしたか？
井上君はまず背が高くなっていて成長したなと感じました。また、お芝居の面でもスペシャル版では大変な部分があったのですが、「頑張るぞ！」という気合を近くにいて感じましたし、頼もしく思いました。藤原君の無邪気さは基本的には変わっていなかったのですが、少し口が達者になっていました(笑)。そして彼の明るさにたくさん救われましたね。
――車家の皆さんとの撮影も1年ぶりとなりましたね。
光子は回想シーンで登場するので家族との撮影時間はあまりなかったのですが、多くは語らなくても、一緒にいるだけで落ち着く感覚がありました。きっと他の皆さんもそう思っていたのではないかなと思います。
12月4日(金)、12月11日(金)
夜10:00-10:45、NHK総合にて放送
出演：井上真央、藤原颯音、井上優吏、毎熊克哉、泉澤祐希、岸井ゆきの、山時聡真、きたろう、石丸幹二ほか
原作：山田洋次「悪童 小説寅次郎の告白」
脚本：岡田惠和
音楽：馬飼野康二
語り：原由子
制作統括：小松昌代、岡本幸江
演出：本木一博
