安田顕主演のスペシャルドラマ「うつ病九段」が12月20日(日)に放送される。
同作は、将棋界の最高位九段に君臨する先崎学氏による同名書籍が原作で、不祥事に襲われた将棋界を救おうと奔走する中、うつ病を発症した先崎(安田)が壮絶な病気と闘いながら、家族に支えられ、再び将棋への情熱を取り戻す姿を描く。
安田は、うつ病を発症した棋士・先崎学を演じ、先崎の妻である繭を内田有紀、娘の春香を南沙良が、さらに先崎の兄・章を高橋克実が演じる。
“決断の連続”の将棋にこれまでを捧げてきた先崎が、“決断をしてはいけない”うつ病を家族や周りの人に支えられ、自身にも負けずに立ち向かう姿に「心を揺さぶられた」と語る安田。この対極にある2つを演じるにあたり先崎夫妻や「うつ病患者の会」の元患者、将棋連盟の方々から話を聞き役作りに生かしたという。
そんな安田にWEBザテレビジョンではインタビューを実施。役作りに関することや、共演者への印象、さらにドラマの撮影を終えて感じたことなどを聞いた。
安田顕インタビュー
――先崎学さんの原作や、ドラマの脚本を読んだ感想を教えてください。
先崎さんが勝負の世界に生き、将棋に向かい合う姿や、自分自身に負けずに立ち向かう姿、また先崎さんを支える家族の姿にグッときました。原作では、重くなりがちなうつ病というテーマを先崎さんのその淡々とした語り口や、時に客観的に描くことで、とても読みやすく、ユーモラスに感じるところもありました。先崎さんが病気に対して立ち向かう姿に心を揺さぶられました。
12月20日(日)夜9:00-10:30
NHK BSプレミアムにて放送
原作=先崎学「うつ病九段」
脚本=小松與志子
出演=安田顕、内田有紀、南沙良、福地桃子、寺島進、高畑淳子、高橋克実ほか
制作統括=磯智明
演出=吉田浩樹