成田凌、撮影現場は「一人一人の放つエネルギーをすごく感じる」<おちょやん>
成田凌「杉咲花が素晴らしい!」
――ご自身の役柄についての印象と、演じる上で楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点を教えてください。
今演じている時点での一平は、まだ若くて定まっていなくて、どういう人か分からない状態です。何を考えているか分からないし、千代に対しても、心で思っていることとは逆の言葉を伝えてしまいます。でも千代には分かる。一平も伝わっていると分かっています。お互いに境遇が似ているからでしょうか。一平が千代に惹かれたのは、力強く生きていて、自分にウソがなく、人にもウソがなく、真っすぐなところでしょうか。
千之助さんのことは単純に嫌なんだろうなと思います。でも劇団にとって必要だということも分かっている。いなくなったら困るけど、そんなやり方はやめてほしい。変わってほしい。だけど、その自分勝手な手法によって劇団が助かっているということに複雑な気持ちを抱えています。視聴者の方には、千之助さんが二人にとって味方なのかどうか、「どうなるんだろうか」という気持ちで見ていただきたいです。
――放送を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
出演している人たちが素晴らしいのはもちろん、映像としても素晴らしいし、スタッフさんを含めてみなさん「いいものを」という気概というか、一人一人の放つエネルギーをすごく感じています。そして、何よりも、ただただ“杉咲花が素晴らしい!”そういうことだと思います。彼女が生き生きとそこに存在していれば、それで十分かなと。きっと、みんなに愛してもらえると思います。一平は、最後の方でちょっと意外な方向にいくと思うので、それも楽しんでいただきたいです。