「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とは?
同作は、暁佳奈による第5回京都アニメーション大賞小説部門で当時同賞初の大賞を受賞した同名の小説が原作で、軍人として大陸戦争に参加し、戦うことしか知らず、“戦闘人形”と称され恐れられてきたヴァイオレット・エヴァーガーデンという少女が主人公の物語。
彼女は幼い頃から軍人として戦ってきたせいか、感情の起伏が乏しく、人の気持ちを理解し、自分の気持ちを表現することを知らなかった。
戦後、C.H郵便社で手紙を代筆する“自動手記人形”の職に就き、さまざまな依頼を受け、多くの人と触れ合いながら、彼女にとって誰よりも大切な人である上官・ギルベルト少佐が最後に告げた「愛してる」の言葉の意味を探し続ける。
電話も普及しておらず、“手紙”が誰かに思いを伝える重要な手段だった時代。感情を持たない一人の少女が、代筆の仕事を通して愛を知るまでの成長を描く。
2018年にテレビアニメが放送され、時から“泣けるアニメ”として大きな話題となった同作。2019年には劇場アニメーション「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形-」が公開され、さらに2020年には完結編となる「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が公開され、興行収入21.3億円のヒットを記録し、日本アカデミー賞優秀賞を受賞した。