11月27日、第14回「日本シューズベストドレッサー賞」授賞式が東京・玉姫稲荷神社で行われ、「女性部門」でモデルの江野沢愛美が受賞した。江野沢は“靴大好きモデル”として知られており、クローゼットに収まらないほどのコレクションをうまく整理するテクニックを持つ“靴収納”の達人でもある。
「日本シューズベストドレッサー賞」は、その年最も靴が似合う著名人に贈られる賞で、過去には神田うの、筧美和子、岡田結実らが受賞している。
「女性部門」賞の賞状と盾を受け取った江野沢は、自身がデザインした靴を着用して登壇。「普段、私はモデルをしているので、流行とかも考えました。最近はサイドゴアの重たいブーツが流行っているので、そういうブーツをデザインさせていただきました。この先何年たっても使えるブーツがいいなって」と、テーマと特徴を説明。どんなコーディネートに合わせたいかを聞かれると、「今日のようなセットアップでカッチリしてもボーイッシュでかわいいなって思います。ロングのワンピースに合わせても女の子らしく履けるので、いろんなテイストで使い分けられると思います」と笑顔で答えた。
「男性部門」は俳優の稲葉友が受賞。当日は撮影とスケジュールが重なり、残念ながら授賞式は欠席となったが、「大変名誉な賞をいただき、うれしく思っております。オリジナルの革靴のデザインを考えさせていただいたことをきっかけに、改めて革靴の魅力に触れることができました」という喜びのコメントを寄せた。
「シニア部門」を受賞したのは政治評論家・東国原英夫。「『どういう靴にしますか?』と聞かれたときに、『普段も履けるような靴』と答えました。実用的な靴を発注したのでちょっと地味だったかなって思ったりするんですけど、履き心地は最高です」と、気に入っている様子。
江野沢は、東国原や「クラフトマン部門」の受賞者たちと共に、会場に用意されていたランウェイをウォーキング。この“ファッションショー”スタイルでも、みずからデザインした靴を披露した。
◆取材・文=田中隆信
松竹