上川隆也らレギュラー陣が総本山・仁和寺に勢ぞろい「制作発表イベント」の配信が決定<遺留捜査>
最新シーズンの見どころを明かす
制作発表イベントが行われたのは、世界遺産の京都・総本山仁和寺の宸殿。今シーズンは、京都を舞台に数々のドラマを放送してきた「木曜ミステリー」枠のファイナル作品であることから、京都市と京都市観光協会が主催する“京の夏の旅”キャンペーンとのコラボが実現。その縁あって、仁和寺でイベントを開催する運びとなった。
悠久の歴史が感じられる厳かな空間に立った上川は「ただ心の中で詠嘆するのが精一杯という心境」と感動の声を上げた。
イベントでは、上川が新シーズンの見どころについて、「『遺留捜査』は遺留品に込められたメッセージを伝えていくという物語を貫いており、変わらないことが一つの“売り”です。その上で、今回は糸村がドローンを使って捜査に及ぶなど、時代に乗って物語をブラッシュアップしている部分もあります」とコメント。
栗山も「今シーズンはそれぞれの役柄の過去が見えるようなストーリーが多く、私自身“莉緒って過去にこういうことがあったんだ!”と楽しくお芝居させていただいています」と、より深い境地でキャラクターを描く第7シーズンの魅力を打ち明けた。
また上川は、甲本とのアドリブが毎回反響を呼ぶ“科捜研シーン”の裏話にも言及。糸村は度々、誰かの格言らしきものを挙げて村木に無理やり鑑定を依頼するのがお決まりだが、この言葉のセレクトにも上川は熟考を重ねていると明かす。
「“…って誰かが言ってました”という言葉が後に添えられるので、少なくともどなたかが過去におっしゃったことを言おうと思っています。もし興味を抱いて調べたら、“あ、この人の言葉だったのか”というところにたどり着けるようにしています」と語った。
“今だから伝えたいメッセージ”を披露
イベントで最も盛り上がったのは、“今伝えたい、聞きたい、これが皆のメッセージ”と題したコーナー。上川が考案した今シーズンのキャッチコピー“これが最後のメッセージ”にちなんで、レギュラー陣の“今だから伝えたいメッセージ”を紹介していく。
甲本からは上川宛てに「いつも僕の茶番に付き合ってくれてありがとう。あなたの心の広さがなければ村木は生まれませんでした」という真摯(しんし)なメッセージが寄せられたのだが、なぜか結びの文句で、上川から猛抗議を受ける展開に。
そんな2人の掛け合いを経て、上川から「2人(村木と糸村)の愚にも付かないやりとりに付き合わされて、実は疲れていませんか?」という質問が栗山と宮崎に投げ掛けられる。
さらに、上川からレギュラーキャスト全員に向けて送られた、「作品を支持していただける理由などいくつもあるのでしょうが、キャストの皆さんがもたらすキャラクターたちの魅力がその一つなのは疑いようがないでしょう。大きな力で作品を支えてくださっている皆さんに、この場を借りて御礼を申し上げたい」という熱いメッセージが披露され、一同は感激する。