Hey! Say! JUMPの薮宏太が7月25日、都内で開催されたミュージカル「BE MORE CHILL(ビー・モア・チル)」のプレスコール及び取材会に、共演の加藤清史郎、横山だいすけ、井上小百合、演出を担当したスティーヴン・ブラケットと共に出席。13年前に共演した加藤との思い出を回想する場面があった。
宿題の漢字ドリルを教えてあげていました
主演を務めた薮は、スティーヴンの演出について「振り付けの稽古中に、スティーヴンが演出を担当した作品がトニー賞を獲ったっていうのを聞いたんです。それで稽古場は大盛り上がりでした」と前置きをし、「『どう迎えようか』ってすごく考えましたし、その演出を受けられるのって人生で2度あるかないかなので、スティーヴンから発せられる一言一句を聞き逃さないようにしていました」と話した。
同作品で、親友役を演じている藪と加藤は、13年前に『任侠ヘルパー』で共演。当時のことについて藪は「せいちゃんは本当に小さかった。それこそ、子ども店長をやっていたときですね。前室で、宿題の漢字ドリルをやっていたので、教えてあげていました」と振り返った。また、現在の加藤については「久しぶりに会ったらすごく大人になっていて、だけどやんちゃな部分は残っているって感じだったので、会った瞬間に『親友の役いけるな』って思いました。年は一回りくらい離れていますけど(笑)」と笑顔を見せた。
親友役のために取り組んだことを聞かれると「フランクに接するようにしていました。僕から『タメ語でいいよ』って言いましたね」と藪。加藤は「最初は、たまに敬語が出ちゃったりしていたんですけど、今は完全にタメ口ですね。心の距離に関しては、今回の稽古期間で縮まったかなと思います」と述べた。これを聞いた藪は「ミートゥー」と共感した。
さらに、同作品の内容にちなみ、人気者になれる薬を飲みたいか問われた藪は「飲みたいですね。人気があるのに越したことはないですし、まだまだなので…」と謙虚な姿勢を見せた。続けて「人気が出るのも素敵なことですけど、他のことで変わりたいですね。美容室行くのが苦手で、2時間ずっと座って、友達でもない美容師と話すのって緊張するので…」と打ち明けていた。
◆取材・文=大野代樹