粋と真夢、初めての大ゲンカ
何も言ってくれなかったことを責める粋に、「訓練の方が大事でしょ?よけいな心配をかけたくなかったし」と返す真夢。「どっちが大事とかないでしょ」と不機嫌になった彼に、真夢は「光希さんに会う時間はあるんだもんね」とイヤミを言い、「彼女の方が粋のことをよく知ってるもんね」などと、嫉妬と不安な気持ちを一気にぶつけ、2人は言い合いに…。粋は思わず声を荒げてしまい、彼女の部屋をあとにした。
数日後、粋は真夢に電話して、初めて新しい機体の操縦をすることを報告し、それが終わったらちゃんと話がしたいから、家で待っててほしい、と告げた。
真夢、17年前に出会った少年の正体を知る
操縦当日。真夢は粋を待つために彼の部屋へ。机の上にあった彼の宝箱を見ると、1枚の搭乗券が。その日付は、真夢が空港のデッキで、迎えに来なかった母親に「一緒に暮らせない」と告げられたあの日だった。
そして、一緒に入っていた空港デッキで撮った家族写真に目をやると、そこには見覚えのある少年が。彼は、傷心の真夢に「飛行機嫌いなの?」と声をかけてきた少年だった。彼女はその少年と話す中で「飛行機はパイロット1人で飛ばしてるんじゃない」と、いろんな人々がかかわっている、と彼を諭した。それを聞いた少年は「だったら、おねえさん、管制官になってよ。オレ、パイロットになるから、指示出してよ」と真夢に告げ、彼女は管制官になる夢を持ったのだった。その少年が、粋だったと知った真夢は胸がいっぱいになる。
この素敵すぎる繋がりに、「ただ出会ってただけじゃなかったんだ!」「17年経って夢を叶えて再会したなんて、運命的すぎる」と、視聴者も胸を熱くする。
その頃、粋は着陸寸前でまたまた“ツイてる”発動。滑走路に他の飛行機が誤侵入し、一歩間違えば大事故になるところを何とか切り抜け、無事着陸。よく対処した、と褒められたが、恐怖が治まらない表情で、彼の手は震えが止まらなくなっていた…。
幸せそうに部屋で粋を待つ真夢の元に、彼はどんな表情で戻ってくるのか…。また、この1件がトラウマにならずに粋はパイロットを続けることができるのか、そして真夢との恋の行先は…?来週の最終話を前に気になることが山盛りで、次回までやきもきして過ごすことになりそうだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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