<個人差あります>夏菜、新川優愛、白洲迅が撮了「転機となる財産のような作品」
「スミレさんとの最後のシーンはとても切ない気持ちに」
ーー撮影で印象に残ったシーンは?
夏菜:たくさんありますが、晶の気持ちが分かったと最初に思ったのはドラッグストアのお手洗いでの生理のシーンです。突然生理が来た時の晶の気持ちというのは、私は女性なので分からないと思いながら当日を迎えたのですが、何度か本番をやらせていただく中で、すっと役が入ってきました。あのシーンを経てから晶の気持ちと共に生きることができました。
新川:私は誰かと対峙してというシーンが多く、どの方とも印象に残る濃い時間を過ごさせていただいたのですが、スミレさん(大浦龍宇一)との最後のシーンはとても切ない気持ちになりました。それは澤さん(大浦龍宇一・二役)の決断であり、一視聴者としても“切ないな”とセリフを聞いていました。
白洲:挙げるとキリがないくらい濃いシーンばかりでしたが、晶と苑子の出会いのシーンは印象に残っています。お互い自分から連絡先を聞いたと思っている二人。真相はどうなのか分かりませんが、それって素敵なことですよね。最終話でも、二人の出会いについて触れるシーンがありますのでお楽しみに。
「最終話は衝撃の展開だらけ」
ーー最終話の見どころ等、メッセージをお願いします!
夏菜:衝撃の展開だらけです。ドラマを通して感じるのは、最近の日本の社会は私たちの世代が知っていた社会ではなくなってきていて、もっと多様性を受け入れていく時期になってきていると思います。このドラマを観ていただくことで、生きづらさを感じている方の気持ちを少しでもほぐせたのであれば嬉しいですし、何かを感じていただけるラストになっていると思います。
新川:苑子はやっぱり最後まで晶が好きというところを観ていただけると思いますし、最終的に二人がどういった答えを出して進んでいくのかというところを見届けていただきたいです。ラストシーンがとても衝撃的なので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
白洲:僕はこの作品が大好きです。観てくださる皆さんに、“何か”が伝わるように、みんなで大切に作りました。晶と苑子はどんな答えを見つけるのか、どうか届きますように。