座長を困らせないように“きちんとやろう”と
――アクションシーンは難しいですか?それとも面白い?
難しいですね。自分の感情と一致しないとちゃんと動けなかったりするので、そこをまず監督と相談したりとか。動きの面でちょっと大変なシーンは、「もう一回」と言って何回も撮ったり。あと、やっぱり暑いので、体力的に「結構しんどいな」って思う時もあります(笑)。でも、スタッフさんもキャストの皆さんも一丸となって作品を作っているというのは、1話からすごく感じ取れるような仕上がりになっているんじゃないかなと思うので、楽しみにしていてほしいです。
――今回は初めてのことに挑戦することが多い役ということですか?
今まであまりこういう役はなかったですね。元気な女の子が多かったので、こういうクールな役は少ないです。
――キャラクターの色を出すために意識されていることはありますか?
周りのキャラクターが濃すぎて…みんな結構、何か抱えてるんですよね。その中でもナミは割と明かされている身なので、視聴者の方に一番ナミ目線で見てもらえるんじゃないかなと思います。
――山田さんと川栄さんは人見知り同士ということですが、どうやって距離を縮めましたか?また、山田さんの座長ぶりについても教えてください。
山田さんとはポスター撮影の時にお会いして、ほぼほぼ喋れなくて、すごく緊張していたんですけど…クランクインの日がもう猛暑すぎて、人見知りとかどっかいきました(笑)。「暑くないですか?」と。自分でもびっくりしています、「すごく喋れてるな~」と思って。天気のおかげもありつつ、初日からすごく楽しく撮影できました。
山田さんは、役に“ガッ”と入るんですけど、カットがかかったらお話ししてくださったりとか、本当に周りの方を気にかけているという印象なので、そんな座長を困らせないように、私もきちんとやろうと思っています。
松也さんも人見知りらしく…
――ナミは原作に登場するキャラクターの要素を内包したオリジナルキャラクターということですが、どのように役作りをしていますか?
ナミという役だと聞いて原作を読んだら、本当に一瞬しか出てこなくて、「あれっ?」と(笑)。その後、衣装合わせの時に、真明寺麗ちゃんと交ざり合わさった役だと聞いたので、どちらに寄せることもなく、ただただエイジの見方でいられるように、一生懸命さが伝わればいいかなと思いました。
――他の登場人物の印象を教えてください。
インパクトは尾上松也さんが一番です(笑)。髪形と、身長も高いですし、入れ墨も入っていますし、服も赤とか結構奇抜な感じなので。松也さんからちょっと殴られるみたいなシーンはめちゃくちゃ怖かったですね。
どうやら松也さんも人見知りらしく、「話しかけてあげてください」と言われていたんですけど、同じシーンのときになかなか話しかけられず…終わってしまいました…(笑)。
――今回のように、もっと新しく挑戦したい役はありますか?
今年(今年度)28歳になるんですけど自分の年齢よりも若く見られることが多くて、結構キャピキャピした役とか、ちょっとイケイケな女の子とかをやることがあるんですけど、自分の素の状態だと、今やっている役がすごくやりやすいです。声のトーンとかが普段はそんなに明るくないので、こういう役の方が気持ちがより入るというのがありますね。
(元気な役は)撮影前にギアを上げて挑まないと「ちょっとテンション低くなってますよ」と言われることが多いので(笑)、切り替えみたいなのは結構頑張っています。