実朝を「ウリン、ウリン」と慕う明るいキャラクターで「鎌倉殿の13人」の癒やしポジションを担っていた義盛。だが、第41回では三浦義村(山本耕史)らの裏切りに気づくなど、単なる“気のいいおっちゃん”だけではない一面も覗かせた。
望まずに始まってしまった戦。だが、ひとたび勃発してしまえば和田一族の頭として、家を守らなければならない。息子たちに「この戦、鎌倉殿に弓引くものではない。それだけは肝に銘じておいてくれ」とくぎを刺したものの、結果として鎌倉殿に楯つく謀反人とみなされてしまった無念は計り知れない。
そして、義時も…
一方、だまし討ちのように降伏宣言のあとに義盛を討たせた義時もまた、苦しい選択をしていた。北条のためには「鎌倉殿と心が通じ合った御家人」の存在を認めるわけにはいかない。倒れた義盛にすがって嗚咽する実朝に背を向けたとき、義時もまた、今にも泣きだしそうな表情を見せていた。
壮絶に描かれた、和田義盛の最期。視聴者からは「義盛は悪くない…つらい」「和田殿の最期が悲しすぎて涙が止まらない」といった声が続出する一方で「義盛の死もつらい、それを目の当たりにした実朝もつらい。でも義時が背を向けたときの誰にも見せない表情もつらいよ…」「冷徹の仮面を外した義時の一瞬の表情に涙が止まらない」「義時も本当は義盛が好きだったんだろうな」と、義時の心境をおしはかる声も上がり、Twitterでは今回も「#鎌倉殿の13人」がトレンド1位となった。
放送後、義盛役の横田はTwitterで、ボロボロになるまで読み込まれた台本と“よこちんお疲れ様”と書かれたマスクの画像とともに「義盛を愛して下さった皆さま、ありがとうございました。どうか最後まで小四郎の生き様を見届けてやってください。お願いいたします」と視聴者に感謝の言葉をツイート。まるで義盛から義時に贈られた“ノーサイド”のメッセージのようなこの投稿に、5万を超える「いいね」が集まっている。(10月31日昼14時時点)
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