そこまで赤裸々に描いちゃって大丈夫なんですか!?(笑)
「そう語った刑事の瞳に正義感はありませんでした」川合麻依(第6話より)
これは、通報を受けてその現場に向かう時の話なんですけど、本当は藤さんの車両に河合が乗って、源の車に山田が乗るはずだったところを、間違えて逆に乗っちゃうんですね。藤さんと源は同期だからお互いにライバル心を燃やしているので、源は無理な運転をして先に現場に到着しようとする。隣で川合がなだめようとしても、「第一臨場がいい! 俺が一番じゃなきゃ嫌だ!」と駄々をこねる源に対して、川合が冷静にツッコんだのが今回の「神セリフ」です(笑)。
ちなみに、このくだりが2回繰り返されるのもめっちゃ面白くて(笑)。この先、道幅が狭くなってるのに強行突破しようとする源を川合が止めようとするんですけど、その時に「じゃあお前は、そこに犯人がいるのに止まれるか?」って一見カッコよく言った源の瞳にも、やはり正義感はなかったという(笑)。結局、狭い道に無理やり突っ込んでいって車をボコボコにしていました(笑)。
「ハコヅメ」って、「そこまで赤裸々に描いちゃって大丈夫なの!?」って思う瞬間がいっぱいあります(笑)。例えば警察犬の話があるんですけど、山で行方不明者を捜索している時に「(お犬様は)山にテンションをお上げになって野生にお戻りあそばしてるんじゃ…」みたいなシーンがあって。もちろん、ちゃんとフィクションだって注意書きはありますし、分かって見てはいるんですけど、「大丈夫!?」ってなります(笑)。
「神セリフ」で挙げたシーンもそうですけど、警察としてどうなんだって思うようなシーンでも、コメディ部分の面白さで不安要素を消し去ってる感じというか(笑)。もちろんカッコいいせりふもたくさんあるんですけど、その中でもやっぱりギャップとなっているコメディ部分が特に好きな部分なので、この気軽さで見てもらえたらという気持ちも込めて、このせりふを選びました。
KADOKAWA アニメーション
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