夢を追い続ける姿に共感
――役作りについてお聞かせください。
小宮:犬田は、お父さんがセトリ(厚生労働省性行為取締官)の幹部で、その背中を追って生きてきた高校生です。「自分もセトリになるんだ」という強い意志があるので、信念を曲げない部分や、真面目な部分を出せるように意識しています。
また、僕自身、犬田に対して「こういう考え方をするのか」と勉強になる部分もあって、なるべく台本を読み込んで役柄に近づけるように努力しています。
――小宮さん自身との共通点はありますか?
小宮:ずっと夢を追い続けてきたところは似ているのかなと思います。僕もずっと役者になりたいという夢があって今ここにいるので、犬田の夢をかなえるためにお父さんの背中を追って目標に向かって進むところは同じだと思います。
――新條さんはいかがですか?
新條:原作あっての作品なので、まずは漫画のウチュラを自分の中でかみ砕いていきました。でも、漫画を読み込んでも、ウチュラがどういう子なのかまだ明かされていなくて、いまだに不思議なベールに包まれているので、ウチュラはこうなんじゃないかなという自分なりの解釈で、ミステリアスに表現できるように意識しています。
「こう見せたい」と「ここまでしか表現できない」のせめぎ合い
――撮影で苦労していることはありますか?
新條:私は、インティマシーシーンで自分から一方的に攻めるシーンをすでに撮影したのですが、やはり見せ方にはとても苦労しました。直接見せることはできないので、いかにリアルに見せるか、いかに視聴者の想像をかき立てることができるかという点について、インティマシーコーディネーターの方と常に話し合っています。
どう動けばリアルに見えるか教えていただきながら実践しているのですが、やはり難しいなと思います。撮っているときはどう映っているかも自分では分からないので、試行錯誤しながら頑張っています。
小宮:僕はまだ受け身のシーンだけで、自分から動くインティマシーシーンには入っていないのですが、今まさに台本を読み込みつつ、監督やインティマシーコーディネーターの方と密に話し合っていく必要があると感じています。
――監督から何か具体的にアドバイスは受けましたか?
新條:お芝居はわりと自由にさせていただいています。ただ、インティマシーシーンは、監督の「こう見せたい」という思いと、インティマシーコーディネーターさんの「ここまでしか表現できない」という意見を丁寧にすり合わせて、いい塩梅を探って作り上げています。ライティングも雰囲気良く作ってくださったりと、全ての方の創意工夫によって撮影しています。
★DMM TVにて独占配信決定:https://tv.dmm.com/vod/
●今一番旬なイケメン、美女たちのグラビアをたっぷり●
▼2023年1月期の冬ドラマ一覧はこちら▼