新田さちか、織田奈那、林田岬優、秋谷百音、猪塚健太が明かす撮影裏話「体勢から顔の向きまで…」＜カラ恋2＞

ドラマ

2023/02/24 05:00

猪塚健太の包容力を絶賛「沼というよりは泉のような存在」

――女性陣は、猪塚さんの印象はいかがですか？

新田：例えば、手をつなぐシーンや触れ合うシーンで、本当にささいなことでも気遣いを終始してくださっていて、私からすると猪塚さんは沼というよりは泉のような存在でした。心から頼らせていただいたので、改めて「ありがとうございました」という気持ちが大きいです。

織田：私のクランクインのときに猪塚さんがいてくださって、そのときから、猪塚さんは“沼男子”という役柄とあまり変わらないなぁと思っていました。大沼という役の紳士だと思う部分を猪塚さんはそのまま持ち合わせています。女性の扱いが素晴らしく、そこもすごく大沼さんと重なって、ナイスマッチなキャスティングだなと思いました。

林田：さっき猪塚さんが「助けられました」と仰ってくださいましたが、そのままの言葉を返します。半端ないリードでしたよ！「船に乗るぞ！大沼号に乗るぞ！」みたいな(笑)。そこに身を委ねていく楽さがありました。もともと性格に包容力があって、誰とでもコミュニケーションをすごく楽しく取れる方なので、すごく和みました。

秋谷：憧れる先輩・上司みたいな頼りがいのある感じとか優しさがずっと充満していました。渚が大沼さんと初めてごはんに行ったときに「好きになっちゃいました」というシーンがあるのですが、その時にアドリブで頭をポンポンってやって去って行ったんですね。二十歳くらいの年齢の子がそんなことされたら「沼るぞ！」って(笑)。

そういうナチュラルな“沼感”がある方だから、私も渚としての気持ちが入りやすかったですし、すごく支えられたなと思います。

ベッドシーンは意外にも、面白さや楽しさが勝り…

――女性陣は、ベッドシーンへの挑戦に戸惑いやためらいはありませんでしたか？また、どのような気持ちで出演を引き受けたか、その覚悟もお聞かせください。

新田：ラブシーンが初めてだったので最初は不安に思っていたのですが、インティマシーコーディネーターの西山ももこさんが間に入って、皆さんと話す機会を何度も作ってくださり、本当に細かいところまで擦り合わせることができました。

すごく新鮮でしたよ！面白かったです。どう映るときれいに見えるのか、体勢から顔の向きまで、とにかく全て話をして、撮影を迎えるころにはすごくワクワクした良い状態でいることができました。

織田：台本を読んで、最初は迷ったんです。ですが、「Season1」を見て「めっちゃいいじゃん！これやりたい！」と思いました。不安でしたが、いざ演じてみたら新しい経験で、全部が新鮮ですごく楽しくできたし、学ぶこともたくさんあったし、やってよかったなと思いました。

林田：タイトルを聞いた時点で「これはもう絶対に必要なベッドシーンだ」と思っていて、戸惑いやためらいは正直ありませんでした。「どんな感じになるのかな？まずはやってみよう」という好奇心で引き受けました。実際に台本を読んで、やはり削れないベッドシーンだと感じ、ここでこそ表現できるものがあると思ってシンプルな気持ちで臨みました。

秋谷：私は、お話をいただいたときも台本を読んだときも、撮影に入ったときも、不安な気持ちはありませんでした。ささいなことも確認してくださったおかげで、その場を楽しむことができました。

――猪塚さんは「Season1」「Season2」を通して、現場でどのようなことを感じられましたか？

猪塚：皆さんも仰っているとおり、インティマシーコーディネーターさんが入ってくれるおかげで、女性もそうだし、僕からしても相当心強くて安心感があるんです。「Season1」のときもそうだったのですが、そういうデリケートな話って役者同士も話せないし、監督と俳優でもあまり話せないんですね。

そこを、インティマシーコーディネーターさんを通すことによって、お互いの意見をちゃんとぶつけてちゃんと線を引いてくれるところがあるので、僕も委ねられるし、女優さんからしても安心感があると思います。僕一人ではどうにもできないところを助けていただきました。

俳優部、照明部、衣装部などさまざまありますが、インティマシーコーディネートは、これから必ず必要な、すごく大切なお仕事になってくるのではないかなと感じています。