BS12では現在、波瑠が主演を務めた2015年度下半期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」が毎週月曜(夜7:00-)に再放送されている。今回は、改めて「あさが来た」の魅力について紹介していく。
実業家・広岡浅子の人生をモデルにした「あさが来た」
「あさが来た」は、明治・大正期に活躍した、大同生命創始者の一人として知られる実業家・広岡浅子の人生をモデルにした一代記。
幕末の京都の豪商・今井家に生まれた次女・あさは、許婚である大阪有数の両替屋の次男・白岡新次郎のもとへ嫁ぐと、商いそっちのけで三味線などの道楽を好む新次郎をよそに、商いのイロハを習得。やがてその商才を発揮し、炭鉱経営に乗り出し、銀行や生命保険会社を作り、さらには日本初の女子大学を設立する。そんな激動の時代を駆け抜けた女性起業家の波乱万丈な生涯を描く物語だ。
21世紀放送「朝ドラ」としては、最高の平均視聴率
本作は、大森美香が脚本を担当し、広岡をモチーフにしたヒロイン・白岡あさ役を務めたのは波瑠。あさの2歳年上の姉・はつを宮崎あおい、あさの許婚でのちの夫である新次郎を玉木宏、薩摩藩士であさが尊敬する人物である五代友厚をディーン・フジオカが、それぞれ演じた。
新作が放送されるたびに大きな話題を呼ぶNHK連続テレビ小説だが、この「あさが来た」の2015年放送時は社会現象とも言える盛り上がりを見せた。関心の高さは数字にも表れており、放送期間中の平均世帯視聴率は23.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、朝ドラとして21世紀最高の全話平均視聴率をマークした。