悠依が思いを直木に伝える姿に視聴者もらい泣き
直木の父親もさることながら、母親の言葉は見ているこちらが絶句してしまうほどのつらいものだった。その重い空気を打ち破ってくれたのが悠依の“告白”だ。
直木の母親との場に立ち会っていた譲が警察に戻ったため、悠依は直木の言葉を聞くことができない。しかし「私は伝えられる」と語り始めた。
「あなたじゃないとダメ。あなたがいない世界なんて、もう本当、意味わかんない。私は伝えられるから、言う。返事なんかいらない。あなたが大好きです。理由なんかない」。
理屈ではなく「ただ好き」だという思いこそ“運命”だ。それを聞いた直木は号泣し、「悠依に見えてなくてよかった…」と言った。
2人が思い合っていればいるほど、抱きしめることができない現在の状況が悲しく切ない。シェフである直木に、お手製のオムライスを食べてもらうことに緊張していた悠依に、直木が口づけした幸せな回想シーンがSNSでは「オムライスキス」と反響もあっただけになおさらだ。約3分に及ぶ告白シーンを井上の“伝える”演技が最上級のものにした。
悠依の告白シーンでは、視聴に集中したためか投稿が少なめになり、エンディングを迎えてから「あまりにも切なくてボロ泣き」「思わずもらい泣き」「悠依の告白沁みる」といったツイートで盛り上がり、タイトルの略称「#金ドラ100よか」がTwitterのトレンド入りをした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
NHKエンタープライズ