元ラストアイドルの長月翠が、2冊目の写真集「翡翠-Hisui-」(講談社)を発売。1月28日に都内で発売記念イベントを行った。
「自分の中でもパーツごとに成長している」ことを実感
ラストアイドルの1期メンバーで人気を集めた長月。約2年半ぶりとなる写真集は、彼女の故郷である愛媛県・平和島へ向かうまでの旅路を捉えたロードムービー的な作品。長月は出来上がったばかりの写真集を手にすると「まだ実感が沸かないです。雪の影響で、ファンの方の中には、未だ届いていない方がいらっしゃるようで。でも嬉しいです」と言葉を弾ませた。
作品のタイトルに込めた思いについて尋ねられると「私は海の前で生まれたんですけれど、生まれた日の海が凄く綺麗な翡翠色だったそうなんです。あと、予定より一か月半近く早く産まれたそうで、すっごく小さかったんだそうです。父がカワセミみたいに綺麗に育ってほしいということで、翠という名前をつけてくださったんですが、折角地元で撮るので、このタイトルにしました」と説明した。
2年半で変わった点について「前作はまだ子供っぽかったんですけれど、今回は自分の中でもパーツごとに、どんどん成長しているのを感じられたので、すごく感慨深いです」と笑った。
お気に入りは、黒のレオタードのカットと生まれ故郷での海のカット
本作でのお気に入りは、黒のレオタードのカット。「何度か黒のレースな衣装に挑戦しているのですが、一番大人っぽく撮れたと思います」と紹介した。また、生まれ故郷の海でのカットも気に入っているそうで、「その海の周りは何もなくて、スタッフや私たちの声が大きすぎたらしく、いつの間にか、翠が来たといって、どんどん親戚とか友達とかが集まった中で撮影したんです」と撮影の裏話を披露した。
また昨年、運転免許を取得したことから、実際にカメラマンを助手席に乗せ運転しながら撮影をしたこと、祖母の家で撮影したことも披露。「おばあちゃんの家で撮影しているとき、スタイリストさんが私に靴を履かせようとしたんです。そうしたらおばあちゃんから『自分で靴を履きなさい』と怒られちゃいました」と、取材陣の笑いを誘った。
周囲からも好評のようで、「父に見られるのも恥ずかしいんですけれど、素敵な写真集だねって言ってくれたのが嬉しかったです。あとおばあちゃんも喜んでくれました。おばあちゃんは写真集にも載っているのですが、本当に載っていいのかね、と言っていました」と語った。
最後に「皆様いつも応援ありがとうございます。2冊目が発売できたのは、皆さんの応援のおかげです。セカンド写真集『翡翠』をよろしくお願いします」と、ファンへの謝辞を述べた。
◆取材・文=栗原祥光