第8話は波佐間の本名・天野真一時代の回想シーンが中心に
――これまで下山田、沙姫、白瀬の過去が描かれましたが、依然として謎に包まれている波佐間の過去について注目が集まっています。8話から最終回に向けての見どころはどういうところになっていますか。
8話は、波佐間が表の医療の道をどのように閉ざされ、どのような経緯で闇医者になってしまったのかというところが描かれます。今は波佐間永介という名前で活動をしていますが、本名である天野真一時代の回想シーンが中心になっています。天野が師と仰いでいた真田(榎木孝明)という医師がおりまして、非常に優れた技術があり、スターウォーズのオビ＝ワン・ケノービのような誠実な師匠なのですが、真田の患者さんに寄り添う医療みたいなところを綺麗事のように感じてしまった天野は、剣持(鹿賀丈史)がいる千代田医科大学附属病院に移るんです。
7話のラストで、下山田が波佐間に「お前が救えなかった命について教えてくれ」と告げるシーンがあるのですが、波佐間が救えなかった命とは一体何だったのか、波佐間がどんな心の傷を抱えているのかが明らかになります。
9話では、波佐間と下山田の間に亀裂が生じ、闇医者チームに解散の危機が訪れます。その一方で、いよいよ警察の捜査が仮面ドクターズに目前まで迫ってくる…といったサスペンス展開も描かれます。
波佐間が過去のトラウマをどのように乗り越えていくのかという点と、仮面ドクターズがチーム崩壊の危機を迎える中で、命を救い続けることができるのかという点、そして、いよいよ警察に逮捕されてしまうのではないかという3本の柱が、8話以降ドラマの大きな見せ場となっているので、1話完結というよりも、8話、9話、10話と連続で楽しんでいただけると思います。是非ご期待ください！
下に続きます
