「ただのラブストーリーでは終わらないドラマ」
――ドラマを見ていると、顔や手などの“寄り”のシーンが多く、登場人物たちの感情がストレートに伝わってきます。映像を撮る上でのこだわりがあれば教えてください。
私の「スマホで見るので」という一言を監督やカメラマンさんが汲み取って、意識してくれているのかもしれません。予算の都合でなかなかカメラを2台出すことができなかったので、1カットで全て押さえるようにしています。出演者の皆さんも原作を意識してお芝居を組み立ててくださったので、いいバランスで演じてくださっているなと思います。
――他に今作を作る上でこだわっているのはどういった部分でしょうか?
音楽にこだわっています。あかりと大和の4年前の思い出や出来事を大切にしたくて、2人をテーマにした挿入歌を作っていただきました。毎話4年前の2人が出てくるわけではないので、2人が出てくるシーンだけで使用する、というルールを徹底しています。
オープニングとエンディングも今作のために作っていただいたもので、熱を込めている部分ではあるので、視聴者の方に楽しんでいただけたらうれしいなと思っています。
――オープニングとエンディングに関しては、どのような曲を作ってほしいと依頼されたのでしょうか?
具体的にお伝えすると、オープニングはABBAの「SOS」のように、どこかくせがあるような楽曲にしてほしいとお願いしました。エンディングは、西野カナさんの「SAKURA, I love you?」のような楽曲でと依頼したんです。
――最後にドラマの見どころと読者へのメッセージをお願いします。
普段エゴサばかりしているのですが、いい意見が多くてうれしいですし、再生回数のランキングもいつも上位の方に入っていて、ありがたいです。
第4話まではあかりと和泉のかわいらしいやり取りで“キュン”を楽しんでいただいているかなと思うのですが、ここから大和の4年前の本音が見えてきて、それを知ってしまった和泉がどうするのか、とストーリーが展開していきます。
もちろんラブストーリーもありつつ、人間模様も出てきて、今までよりは少し暗いテイストになってしまうかもしれないのですが、ただのラブストーリーでは終わらないドラマになっているので、楽しんでいただけたらと思います!