『ソードアート・オンライン』シリーズ、『シャドーハウス』『月姫 -A piece of blue glass moon-』『アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】』など、数多くのアニメやゲームの主題歌を担当してきた絶望系アニソンシンガー・ReoNa。3月6日（月）には初の日本武道館ワンマンライブ、3月8日（水）には2ndフルアルバム『HUMAN』のリリースを控えている。そんなReoNaにとって、初書籍であるアーティストブック『Pilgrim』が、3月1日に刊行された。2018年のデビューから約5年、ReoNaの足跡をたどる1冊の全貌とは――。
ReoNaの「コア」が伝わる、約10万字におよぶロング・インタビュー
「Pilgrim」では、絶望系アニソンシンガー・ReoNaの足跡をたどるとともに、人間・ReoNaの実像を伝えるべく、計4本あわせて10万字以上におよぶインタビューを収録。生い立ちから現在までを語っている。4つのインタビューのテーマは以下の通り。
●Roots
絶望系アニソンシンガー・ReoNaは、どのようにして今いる場所へとたどり着いたのか。何に出会って、何から逃げて、何と向き合って、自身の「お歌」を手に入れたのか。故郷・奄美大島で見せる表情の背景には、どんな道のりがあったのか。生い立ち・子どもの頃から、神崎エルザ starring ReoNaとしてデビューし、「まわり道」を経て、初めて日本武道館のステージに立つまで、ReoNaを動かしてきたものとは――。ReoNaが抱えてきた傷や痛み、絶望の先に、あたたかな光と希望もある。自身の歩みを振り返り、表現者として絶やさず持ち続ける想いを語った、3万字を超えるロング・インタビュー。
●Songs
ReoNaは、お歌を届けるステージの上と同じように、自身の楽曲について話をするとき、ひとつひとつの言葉を懸命に探し、選びながら、真摯に語ろうと力を尽くすシンガーである。同時に、自らが掲げて伝えようとするメッセージの軸が、年月を経てもまったくブレていない、稀有な表現者でもある。たとえば、ReoNaの活動をある種象徴している「逃げてもいい」「聴き手との一対一」といったフレーズは、実は1stシングル『SWEET HURT』の時点で存在していた言葉だったりもする。『SWEET HURT』から2022年4月に行なった『Naked』まで、「ダ・ヴィンチWeb」に掲載された10本のインタビューを収録。
●A to Z
A＝アニソンからZ＝絶望まで、アーティスト・ReoNaの約5年間の活動の中から、
本人発案のワードも含めて象徴的なフレーズをピックアップ。
26のテーマでReoNaの「いま」とパーソナリティに迫る。
●Pilgrim
初の日本武道館ワンマンへの道のりでもあったReoNaの2022年は、今年で５年目を迎える活動の中でも、特に濃密な時間だった。楽曲の進化を見せつけた『Naked』E.P.とツアー。ReoNaのパフォーマンスに革命を起こした“シャル・ウィ・ダンス？”。10都市16公演、「動」と「静」のライブを並行して走り切った「De:TOUR」。そのどれもが、絶望系アニソンシンガー・ReoNaの新たな可能性を示している。ReoNaの現在と未来についてのインタビュー。
ReoNaが何から逃げて、何と向き合い、いま音楽を届けているのか。その中で、大事にし続けていることは何か。デビュー当初から一貫している表現者としてのあり方が、これらのインタビューを通して伝わるはずだ。
また、本書には、ReoNa自身が書き下ろした4編のコラムに加え、ReoNaの故郷・奄美大島で撮り下ろした写真もふんだんに収録されている。ビジュアルとテキスト、さまざまなアウトプットから、ReoNaの足取りと実像を感じ取ってほしい。
2018 年 4 月クールに放送された TV アニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』の劇中歌を歌う劇中アーティスト＝神崎エルザの歌唱を担当し、「神崎エルザ starring ReoNa」として、ミニアルバム『ELZA』をリリース。ソロシンガーとしては、1stシングル『SWEET HURT』を2018年8月にリリース、2020年10月には、1stフルアルバム『unknown』を発表。2023年3月1日に自身初のアーティストブック『Pilgrim』を発売、同3月6日には初の武道館ワンマンライブを開催。5月からは、全国７公演をめぐるコンサートツアー「ReoNa ONE-MAN Concert Tour 2023 “HUMAN”」を開催する。
