iKONが事務所移籍後初の東京公演を開催「愛してると言っても過言ではないです」<ライブリポート>
BOBBY「オレたちの大変な現実から、いつも皆さんが助けてくれてます」
最後のMCタイムでは、メンバーそれぞれがライブの感想を語っていくことに。JU-NEは「あっという間に最後のコメント時間になりました。個人的に今日すごく楽しかったです。日本のファンの皆さんと一緒に、歌ったり踊ったり楽しい時間を過ごせました。全てめちゃくちゃ楽しかったし、癒やされる時間でした。愛してると言っても過言ではないです!」と語ったあと、スピッツの「チェリー」のサビをiKONICと合唱した。
DKは「久しぶりに皆さんと会えて、とても気分がいいです。今日もたくさん来てくれてありがとうございます。2階、3階の皆さんアンニョン! ほんとにほんとに会いたかったです。今日、たくさん来てくれてありがとうございます!」と、ファンとの再会の喜びを何度も口にした。
JAYは「今日、皆さんと会えてほんとにうれしいです。いつも言ってるけど、皆さんがいるから僕たちがいるし、僕たち6人、一人も抜けずに一緒にいることができたと思います。ほんとに感謝しています。これからもよろしくね」と、iKONICの支えのおかげでiKONが継続できたという感謝の言葉を語った。
SONGは「今日は、ほんとにあっという間でした。いろいろ変化の中、久しぶりのコンサートなのに、僕たちを忘れずに来てくださってほんとにありがとうございます。これからも頑張るiKONになりますので、皆さん、応援よろしくお願いします」と、まだまだ頑張り続ける姿を見せるという約束を声にした。
CHANは「僕も今日ほんとに楽しかったよ〜。僕たちの事務所は変わったけど、こんなにたくさん愛をもらって僕はほんとに幸せな人です。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と、ファンからの愛情の喜びをストレートに表現した。
BOBBYは「メンバーたちが、オレの心から言いたいことを全部言ってくれました。いつも僕は、“助かります”って言ってるけど、それは冗談じゃないんです。オレたちの大変な現実から、いつも皆さんが助けてくれてます。ほんとにほんとにありがとうございます。助かります。皆さんがいて、ほんとに幸せです。ずっと助けてくださいね」と、iKONICの熱いサポートへの感謝を口にした。
MCで感動的な空気に包まれたが、iKONのアンコールはこのままでは終わらない。BOBBYが「めちゃくちゃにいこうぜ!」と声を上げ、「B-DAY」でハードに盛り上がると、「RHYTHM TA」ではメンバーがステージを降りて自由に動き回り、観客と同じ目線でライブを楽しむ。JAYが「皆さんの声が聴きたいです!」と叫ぶと、iKONICがメインボーカルとなって「LOVE SCENARIO」を歌唱。ここで、はしゃぎまくったJAYのズボンが破れるハプニングが発生し、交換に走ることとなった。
空いた時間を無駄にすることなく、急きょSONGがソロ曲「FIGHTING」を歌唱し会場は大盛り上がり。2番の始まるタイミングでステージに戻ったJAYが、そのまま続きを歌うとさらに大きな歓声が沸き起こった。ヒートアップするアンコールのラストのナンバーは新曲「Tantara」。メンバー、バンド、ダンサー、iKONICが一体となってガンガンにブチアガり、まさに大団円でライブはフィニッシュとなった。
正直、環境の変化でiKONはどうなってしまうのかという若干の不安な気持ちはあった。だがしかし、実際にライブを見るとそんな心配は全く必要がなかったことを痛感させられた。むしろ、以前よりもパワーアップしたiKONの底力を存分に体感できた。iKONとiKONICの太い絆から生まれる、問答無用の熱さと楽しさが詰まったライブだった。
取材・文=土屋恵介
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発売日: 2023/03/08