唯一無二のピアニスト・角野隼斗が伝えたいピアノの音の美しさ「伝えなければならない」<Real Folder>
動画配信サービスParaviにて、今の時代を牽引する若きスターたちに密着取材したドキュメンタリー番組「Real Folder」Season3の独占配信が開始された。Season3の記念すべき第1回目はピアニスト・角野隼斗への密着取材だ。
「ピアノという音の美しさを伝えなければならない」
クラシックを軸にジャズ、ポップス、ロック、ゲーム音楽などジャンルを超えて取り込みコラボレーションする角野はもはや“ピアニスト”という肩書きだけには留まらない活躍ぶりだ。
角野と言えばピアノと鍵盤ハーモニカを同時に演奏しアニメソングなどをアレンジして見せるYouTube動画の印象もあるが、演奏だけでなく動画撮影・編集の全てを本人が担っており、原曲や作品の世界観を壊すことなく、ピアノだからこそ表現できる繊細さや華やかさを加えた美しいアレンジも見事だ。
そこには「ピアノという音の美しさを伝えなければならない」という思いがあるようで、角野はずっと自分が楽しそうにピアノの音色と戯れるところを見せることで、ピアノについて、あるいは少し敷居が高く感じられるかもしれないクラシック音楽についてもっと知りたい、仲良くなりたいと思う人を増やそうとしてくれているようにも見える。
そのためにもちろん「クラシック音楽」の本質的な変えてはいけない部分は守りつつ、圧倒的に“変えることができそうな部分”をずっと探り続けているようだ。そうすることで自身にも周囲にも変化を促し、ずっと拡張し続けるより自由で幅広い音楽表現を獲得しているように思える。
「唯一になりたい」
「ビッグドリームを語らないのはパーフェクショニストだから」とした上で「唯一になりたい」と話す角野は、自身がやりたいことやオリジナリティを追求しつつも、自分の音を守るというような閉じたものや頑なさ、排他的な硬さがあるわけではなく、常に外部に対しても開けていて、周囲と相互に及ぼし合う影響やその場で生まれる生のライブ感こそを全身に浴び楽しんでいるように見える。
コンサート本番にリハーサルとは異なるアドリブを披露することで他の演奏者と楽屋で会話が生まれることを楽しみ、アップライトピアノの演奏動画では、録音済みの音源ではなくその場での生演奏を要望し偶発的なリアルをより好む。ドラマのメインテーマのレコーディング現場ではクリック(ガイド音)に支配されたくないと、音楽が予定調和に支配されてしまうことを何より敬遠しているようだった。
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