アプリによる“制裁”の恐ろしさ
“制裁実行”の通知の直後、上司の田波(鈴木浩介)に呼び出された二宮は、監察官から柏木の婚約者が訴訟の可能性もあるとしていると明かされた。その処分が決まるまで、二宮は自宅謹慎に。それを告げられた直後、“制裁完了”の通知がくるのだった。
第1話では死の制裁が描かれたが、本話ではCODEプレイヤーには3つの星が付与されており、任務を失敗するごとに星が1つずつ消え、すべて失うと“死”となるルールが明かされた。そして、CODEに寄せられた願いごとは、何人ものプレイヤーがさまざまな任務を追うことでかなえられるのだという。CODEは、一種のマッチングアプリで、知らぬ間に犯罪に加担してしまうのだ。
実は、柏木を痛めつける指示をしたのは、半グレ集団・甲斐グループの代表である甲斐篤史(青柳翔)で、甲斐もまたCODEプレイヤーだった。柏木が情報屋であることをCODEで知ったのだ。
二宮の自宅謹慎処分が”制裁”であるのならば、警察内部に他にもプレイヤーがいるのだろうか。三宅が二宮のスマホをハッキングしていることも見抜いたアプリ運営者は何者なのか、その目的など、疑問が浮かび上がる展開にゾクゾクする。また、最終的に死があっても、願望をかなえたくなる人間の欲望の深さにも。
二宮はもうCODEは使わないとしていたが、死体で発見された寺島が事故死とされたことで、手がかりを失い、再びCODEに手を出した。「悠香を殺した寺島貴司の共犯者を知りたい」。その後に送られてきた動画には、寺島と接触する田波の姿があった。
二宮の親友であり同期の刑事・百田(三浦貴大)が、二宮が刑事になったのは田波のおかげなのだと明かす場面もあり真相が気になる展開に。衝撃が続く二宮からますます目が離せない。
◆文=ザテレビジョンドラマ部