和真のシャワー中に蓮はデクスの下のボックスを見つける
翌日、明るい光が差し込む部屋。和真がシャワーを浴びている音が聞こえ、蓮は仕事の電話を受ける。
電話内容をメモするためにデスクに近づいた蓮は、デスクの下にボックスがあることに気づく。蓮は引っ張り出して、「自分でプライバシーはノータッチって言ってたのに。まさか、そんな」と独り言を言う。
和真のシャワーが続いていることを伺うと、ボックスの蓋を開ける蓮。そこには蓮の居場所を必至で探そうとする和真のメモが無数に入っていた。
クリップで止めてあった中学時代の蓮と和真の写真を手にする蓮。蓮に向ける和真の想いが感じられ、蓮は涙を流しながら「あのバカ。世界中探す気かよ」とつぶやくのだった。
純粋でまっすぐな和真の想いは見ているこちらにもひしひしと伝わってきて、蓮とともに涙を禁じ得なかった。
※高松アロハの「高」は、正しくは「はしご高」
◆構成・文=牧島史佳
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