蓮は秀と電話で話して和真の現況を知る
「何か欲しいものとか、やりたいこととかないの?」と八神に聞かれると蓮は「電話。電話がしたい」と答える。携帯を貸そうかと言う八神の申し出を、着信番号が残ることを避けるために断る蓮。寮の電話でかけると、電話はつながらずガイダンスが流れる。
和真との唯一のつながりがなくなった蓮は電話を切って落ち込む。秀(中山慎悟)に電話した蓮は和真がアメリカに帰ったと聞かされ、その事実で和真が生きていることを確信するのだった。そして、現在から5カ月前。人事部の社員がうっかり落とした書類の中に、蓮は和真の履歴書を発見する。
今の和真との再会を奇跡だと思う蓮は、他のものは何を奪われてもいいから、この奇跡だけは奪われないで欲しいと願うのだった。
離れていてもひたむきに和真を思い続けていた蓮の気持ちが切なく、そのけなげな姿を見ていると胸に熱いものが込み上げてきた。
※高松アロハの「高」は、正しくは「はしご高」
◆構成・文=牧島史佳
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