ラストで現れた人物に視聴者驚がく
一方、由香里はどこかに逃げるため、街を歩いていると、計画で自分の身代わりになった翠(さとうほなみ)の元夫に見つかりそうになるが、理子に助けられていた。繭美を滞在先のホテルに呼び出した由香里は、自由という幸せを求めていたがかないそうになく、「そもそもすでに自分を捨てた人間が自由を求める資格なんてなかったんです」と涙を流した。そして、「私たちが欲しかったものって何でしょうか?」と繭美に問い掛けた。
繭美は「何もなかったとしても…欲しかったものが最初からそこになかったとしても、もうこのまま、うその自分を貫くしかない。やるしかないでしょ。私たち…人殺しなんだから」と言い、腹をくくったような表情を見せた。
そんななか迎えたラスト。仕事中に体調不良になった理子を先輩刑事の上原(野間口徹)が自宅に送り届けると、理子と暮らす小学生の大輔(高木波瑠)が「お母さんを送ってくれてありがとう」と礼を言った。
これに少なからず「ん?」と思った視聴者もいたはずだ。第1話で大輔が「お姉ちゃん」と言う場面があったからだ。だが、大輔と2人暮らしであることを知る上原がすんなりと会話を続けた様子から、理子が母親であることは知っているようだ。
理子と智明の関係や、大輔が理子の息子ではないかということは一部の考察で指摘されていたことでもあったが、その直後、さらに驚きの展開に。大輔が玄関の鍵を閉めたあとに、「お姉ちゃん、刑事さん、もう行ったよ」と声を掛けて姿を現した人物が、なんと翠だった。
これには視聴者が騒然。「ビックリしすぎて一瞬思考停止したわ」「また予想を裏切られた」「予想の斜め上をいってた」「だれも予想してない展開きた」といった声がSNSに上がった。
予想できない面白さを見せる本作。理子が隠していたことが明らかになり、さらに考察が盛り上がっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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