『氷室想介の事件簿』は「“前向き効果”がある」
その後、記者から「同作ではさまざまな心理効果が登場するが、ドラマを見ることで得られる効果は?」という質問が飛び出すと、少し困ったように笑う小泉。そして「氷室はつらいことを貯め込んで、いつかいい報いとなって自分に舞い降りてくると信じているので、見てくださった方にとって“前向き効果”があるんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
さらに、劇中では氷室の謎理論に基づき、激辛料理が何度か登場する。辛いものが得意かという質問に対し、小泉は「人並みだと思います。実はドラマで登場する料理は全て食べきれないほど辛めにしてもらっているんです。(実際に食べるのは)スプーン一杯分なのですが、“唐辛子がいっぱい入っているな”“ラー油がたくさん浮いているな”ということころを狙うようにしています」と、氷室のリアクションは“ノンフィクション”であることを明かした。
「刑事と精神分析医という二人のコンビ感に注目して」
最後に、今作の注目ポイントについて「これまで数多くの刑事ものの作品をやらせていただいたのですが、氷室は刑事じゃないんです。しかも、有希ちゃんがいなければ、事件解決のために積極的に参加したくないという。それでも、なぜか有希ちゃんのペースに巻き込まれて、警察の近くで事件解決のために協力をしていくんです。刑事同士ではなく、刑事と精神分析医という二人のコンビ感に注目していただけるとうれしいです」と力強く語った。