神木隆之介が主演を、浜辺美波がヒロインを務める映画「ゴジラ-1.0」の東京国際映画祭 クロージング上映舞台あいさつが11月1日に都内で開催され、神木、浜辺、山崎貴監督が登壇した。
一般の観客への初上映に山崎貴監督「早く皆さんに見てほしかった」
1954年に初めて姿を現して以来、日本のみならず世界中を魅了し、衝撃を与え続けてきた怪獣「ゴジラ」の70周年記念作品となる本作。日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目の作品となる。
一般の観客へは最速となる上映を前に行われた舞台あいさつで、神木は「皆さまにほとんど情報が明かされていなかった、僕たちも早く見ていただきたい。もっと皆さまに伝えたいことは我慢していたんですけど、やっとここで皆さまに見ていただくことができて、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」と、初上映を迎えた心境を吐露。
浜辺は「とても倍率の高い抽選をくぐり抜けて来られた皆さんに最速上映を、ゴジラを楽しんでいただけることをすごくうれしく思います。上映前なのでネタバレは気を付けてお話しさせていただくんですが、これから映画を見ていただく方にさらに楽しんで映画を見ていただけるようなお話ができたらなと思っています」とあいさつ。
山崎監督も「かなり倍率高かったみたいです。ありがたいというか皆さん本当に厳選の方たちなので、一般上映一番最初ですからね。初めて皆さんが見ていただける方ということで、本当に楽しんでください。2人の力を借りしまして、たくさんのスタッフの力を借りて、大変な撮影と大変なVFXを乗り越えてきた作品なので、早く皆さんに見てほしかったんですけど、ようやく皆さんに見ていただける日がやってきて、とてもとてもうれしいです」と、作品にかけた思いと上映を迎えた喜びを熱く語った。
神木隆之介「ゴジラに立ち向かっていっていただけたら」
この日は「東京国際映画祭」最終日、そして本作がクロージング作品ということで、10月23日に行われたオープニングイベントのレッドカーペットの話題に。
神木は「やはりレッドカーペットは緊張しましたね。舞台に立って一言あいさつをさせてもらったんですけど、その時も緊張してましたし、やはり他の作品の監督さん、そしてキャストの皆さまもいらっしゃって、すごく華々しい場所でしたので、どういうふうに歩いたらいいかとか、どんな顔していたらいいかというのが分からなかったので緊張はしてました」と告白。「だけど、監督と浜辺、仲間たちとチームで歩けて、ちょっと安心していました」と振り返った。
これを聞いた浜辺は、「神木さんって結構緊張しないイメージなんですけど、レッドカーペットを歩く時だけなぜか緊張するんですよね。『え？ なんでここで？』みたいな(笑)。私は緊張するタイミングが神木さんとは全く逆なんですけど、それが珍しくて、TIFF(東京国際映画祭)の時に映画の告知をする時にも少し緊張した面持ちだったのが、非常に珍しくて愉快でした(笑)」と明かす。
神木はマイクを使わず、浜辺にしか聞こえないような小声で「愉快…愉快…」と不満そうな表情を見せたが、山崎監督も「コロナ禍で久々に華やかな場所だったので、すごく楽しみました。緊張を一つもしませんでした。あと、神木くんを見ていると結構重要な場所で、いろいろあいさつをしなければいけないところがあって、それを見ていると緊張している感じが伝わってきて愉快でした(笑)」と悪ノリ。会場を笑いに包んだ。
最後に、神木は「とにかく見ていただくのが早いと思います。そして、監督が先ほどおっしゃられた通り、この映画は“体験する映画”になっています。なので皆さま、今日はゴジラを見に来たというより、どうぞこれからゴジラを、いやゴジラに立ち向かっていっていただけたらうれしいなと思っております」とあいさつし、舞台あいさつを締めくくった。
映画「ゴジラ-1.0」は、11月3日(金)から全国で公開。
