新垣のお茶目な様子と磯村の"男気”に拍手「ぼれぇうれしいけ」
初共演ながら息の合った演技を見せた2人に感想を問うと、新垣は「楽しかったですね。物語の中でもふたりが出会ったあとはすごく穏やかな時間が流れていくのでリラックスしてゆったり演じました」とコメント。磯村は「ふたりでホテルで語り合うシーンはすごくいい時間が流れていたなと思いました」と続けた。
広島出身の司会者から、福山暮らしの夏月が広島弁を喋ることに触れられ、新垣が「どうでした。大丈夫でした?」と会場の観客に確認すると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。「微妙なニュアンスが難しくて、大丈夫かなって思ったんですけど、今拍手いただけてよかったです」と安堵(あんど)の表情を見せた。
そこから、司会者に促され、覚えたての広島弁を披露するコーナーに。「うちみんなに会えて、ぼれぇうれしいけ。うちみんなに会えて、ぼれぇうれしいけ」となぜか2回言ってしまう新垣の広島弁に会場は和やかなムードになった。続いて磯村は、「男気バージョンを」とのことで「わし、お前らに会えて、ぼれぇうれしいけ」と低めの広島弁で来場の観客に来場のお礼を伝えると、会場からは大きな拍手が起こっていた。
最後に、「今日は本当にありがとうございます。福山でロケできたことも楽しかったし、こうやってまたロケ地での舞台あいさつで皆さんと会えて非常にうれしく思ってます。『正欲』まだまだ走っていきますので、もしいい作品だなと思ったら、お友達とか家族とかいろんな人に勧めていただけるとうれしく思います。本日は本当にありがとうございました」と磯村があいさつ。
続いて、新垣が「なんか熱い(笑)。昨日も広島市の皆さんにもすごく温かく迎え入れていただいたんですけど、今日も朝からすごい熱気がすごくて。福山市の皆さんの熱気が伝わってきて、本当にありがたく思います。こういった撮影も本当に地域の皆さんのご協力があって、完成するものなので、本当にありがとうございます」と感謝。
また、「私はこの映画が完成したものを見た時に、すぐには言葉が出てこなくて。家に帰ってから時間が経てば経つほどじわじわとくるような、いろいろと感じるものがありました。答えをすぐに出すのではなくて、ずっと考え続けていきたいことだなって思うので、皆さんももしよければ何度でも見ていただいて、色んな事を感じてもらえたらうれしいなと思います。今日は本当にこうやって足を運んでいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と映画に感じた想いを観客に伝えた。