都は世間体を気にする性格
――今回、松本さんが演じた都は、どんな女性でしょう?
精神的には高校生から変わっていないつもりなんだと思います。周りから急かされて焦っているだけで、本人的には内心焦ってもないし、問題にもしていない感じなのかなと。演じてみて、そういう方って意外と多いんじゃないかなと思いました。世間体を気にして焦らされている感覚が大きいだろうなと。
――そういったところに、松本さんは共感しましたか?
私自身、地元の友達の中には結婚・出産している友人もいるのですが、実際はまだ少ないので、そこまでは焦りを感じていないですね。今作で一足先に不安や悩みを体験させていただいた感じがしました。
26歳、精神年齢はまだ追いついていない
――現在、26歳の松本さん。30歳になったら、こんな女性になっていたいという理想像はありますか?
予期せぬ出来事があっても動じないような、芯があってぶれない女性になりたいです。事務所の先輩方を見ていると、皆さん自分を持っていらっしゃって、ぶれないところがかっこ良くて素敵だなとお会いするたびに感じます。それでいて可愛らしさもあるので、憧れです。
――30代は楽しみですか?
毎年、年齢を重ねるたびに「え!もう!?」とハッとするので、いざ30歳になったら、またびっくりするんだろうなと。まだまだ精神年齢が追いついてないと感じるんです。26歳ってもっとしっかりしているものだと思っていたんですけど、高校生くらいからそんなに変わっていないというか。お仕事に対しても、もっと頑張らなきゃいけないなと感じています。
――具体的に、どんな時に精神年齢が追いついていないと感じるのでしょう?
10代の頃から何も変わっていないんですよね。少し指摘をされたら、ちゃんと落ち込んじゃうところとか(笑)。表面上は大人の対応ができても、中身はまだまだ変わらないんだなと思います。