ちふゆも学校に居場所がなくなる事態に
ハルキがちふゆに付きまとわれているという噂が広がり、教師がハルキにその真偽を確かめるために呼び出した。ハルキは本当のことを伝えた上で、「学校を辞めようと思っています」と伝えた。
そのことによって、ちふゆの父親が学校に呼び出され、ちふゆは学校での居場所を失ってしまった。そしてその矛先はハルキに向けられることとなった。
母親に決別を宣言「私はそれでいい。不幸でもいい!」
深愛は母・美幸に那須川とのことを知られてしまい、家から出られない状況に。しばらくはおとなしくしていた深愛だったが、ふみこから「久しぶりに、一緒にご飯作らない?」というメールをもらったことで動き始めた。
母親から出された食事に対し、「私の好きなもの、私は唐揚げが好きかな」と母親が一度も出したことのない料理をあげ、「お母さんが作ってくれるご飯、大好きだよ。でもね、私、お肉とか揚げ物が好きだったかも。私、もう肉じゃが作れるんだよ。私、これからは自分で食べたいものは自分で作ろうと思うんだ。お母さんはお母さんの好きなものだけを作って食べてほしい」と決別を宣言。
母親に「あんたには無理。あんたが動くと不幸になるから、ここでじっとしてればいいの!」と言われ、「私はそれでもいい。不幸でもいい!」と押し切って家を飛び出した。
那須川とふみこに「バイバイ、ありがとう」と言われ決断を下した
母親を振り切って那須川家にやってきた深愛。ふみこと一緒に唐揚げを作り、ハルキを交えて3人で食卓を囲むが、ふみこから「今日で終わりね」と言われてしまう。「もう大丈夫、深愛ちゃんは一人でできるんだよ」と。
その時、ちふゆがやって来た。ハルキは家に入れることを拒絶するが、タイミング悪く那須川が帰ってきて、一緒に家に入ってきた。
ちふゆは自分のことをバラされたかわりに、「ねぇ、おばさん。ハルキのパパ、浮気してんだよ! 知ってんでしょ? 深愛って子」と那須川の浮気をバラした。
そのちふゆの視界に深愛の姿が入り、「あんたが来て、全部めちゃくちゃになった! ハルキのこと、どこまでたぶらかすつもりなの?」と半狂乱になり、包丁で深愛を刺そうとするが、深愛をかばった那須川が刺されてしまう。
救急車で運ばれる那須川に付き添うふみこの姿を見て、自分の入り込む隙がないと感じたのだろう。那須川とふみこから「バイバイ、ありがとう」と言われ、深愛は決断を下した。
ハルキは深愛について行こうとするが、バスの中で深愛は「あの二人はこれから何があっても大丈夫なんだろうな。この子はあの二人の子ども。二人が愛し合って作り上げた大切な子ども」と思い、ハルキにバスを降りるように伝えた。「私はもう人を傷つけたくない。迷惑をかけたくない。ハルキくんは大丈夫。今よりツラい思いなんてしないんだから」と。
一人で生きていくことを決断した深愛。その切なく悲しい決断が印象的な最終回となった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部