大東駿介、石田卓也の第一印象は「“どヤンキー”が来たと思った」
齊藤監督の地元でもある福井での撮影の話になると、「雄大な土地に背中を押されたよね」という大東に、「福井の方達にも助けられましたよね」と高良。そんなキャストの言葉に齊藤監督も「みんな初めてなのに、福井での撮影に新鮮な気持ちで臨んでくれて、出会ってくれた土地にも人にも感銘を受けてくれてよかった」とうれしそうな様子を見せた。
舞台あいさつでは、20年の時を経た真相が大きな柱となっている本作にかけて、20年前の自分と変わったこと、変わっていないことを質問。大東は「10代の時3人とも怒ってましたよね。ピリピリしてましたよね」と“今だから言える”エピソードを披露。
その中で石田が変わったか尋ねられると、「初めて会った時は“どヤンキー”が来たと思ったのに、自然に磨かれたのかな。土触っていると」と石田の印象を語る大東だったが、石田も「(大東は)陰でいちばんやんちゃしてましたね!」と反撃。そんな3人のやり取りに、会場からも笑いが起こった。
「3人が肩を並べて一緒に…」全員が喜びをかみ締める
そんな3人とのタッグに、「この3人と、映画をつくりあげて、この場に立っているっていうのが、一番大きな変化ですね。スクリーンで観てた人たちとやれているっていうのがね」と感慨深い様子の齊藤監督。大東も「同じ俳優といえども、3人が全然違う道筋をたどってきて、それぞれの人生を歩んできて、そういう3人が肩を並べて一緒に作品をやれているというのがすごいですよね」と、喜びをかみ締めていた。
最後に高良が「この映画を見ることによって、それぞれにとっての罪であったり悪であったりを今一度考えてみる、考える時間を持ってしまうという、新しい自分の価値観に触れる瞬間でもあると思います。自分の中の新しい自分に出会えるものになっているとうれしいです。10代の頃から一緒にやってきた3人でやれたものを皆さんに見てもらえるのは本当に幸せです。楽しんでいってください!」と呼び掛け、イベントは幕を閉じた。
ポニーキャニオン