中丸雄一の登場に大きな歓声
ライブ後半のKAT-TUNブロックでは、亀梨和也ソロ曲「1582」、中丸雄一ソロ曲「WHITE WORLD」、グループ曲「Keep the faith」「RESCUE」を披露。亀梨、中丸のソロ曲は、オリジナルのパフォーマンスを大切にしつつ、上田の色を足した本ライブならではの特別感が感じられるものに仕上がっている。
「RESCUE」を披露する中、上田の後方の扉からファンにサプライズで中丸が登場。上田とともに歌唱すると会場からは大きな歓声があがった。
上田から紹介された中丸は「上田竜也 MOUSE PEACE 2024最終日、皆さんおめでとうございます」と笑顔であいさつ。公演を見ていた中丸は「エモい!」「よう頑張ってるよ」と上田を絶賛。最近個人のYouTubeを始めたという中丸。本公演の模様も撮影していると言い、「近々上田くんに無許可で(動画を)出させてもらいます」と伝えるとファンから歓声が上がった。
また、白いスウェット、黒いボトムス、スニーカーというカジュアルな格好でステージに上がった中丸は「一応ゲストで出させてもらっているけど、衣装着させてくれよ」とぼやく。上田は、衣装を着てきたらやる気満々に見えそうではないかと渋りつつも「上着だけ貸してやろうか?」と告げるが、MCのタイムリミットがきてしまい、中丸は会場に手を振りステージを降りた。
櫻井翔と制作した新曲も披露
終盤では、今回のソロコンサートのために上田が櫻井翔と共同制作した新曲「ギリスト!」「光射す方へ」を披露。「ギリスト!」は仲間、そして上田と櫻井の絆、「光射す方へ」はファンのみんなとの関係をテーマに制作されたもの。
火花などの特効を効かせ、ドラゴンバルーンを舞わせつつ、ファンとのコール&レスポンスで一体感を高め、会場を盛り上げた。
コンサート中には上田がピアノで「カンタービレ」を演奏し、ファンのみんなで歌う時間も設けられていたが、アンコールの最後には上田が「カンタービレ」を歌唱。上田の優しい歌声と力強いラップが映える、前向きになれる明るい楽曲で締めくくった。
本公演で披露した楽曲「ギリスト!」「光射す方へ」を含む全6曲が収録された、上田初のソロ・デジタルEP「ギリスト!」は、2月7日から配信される。
◆取材・文=水沢あすみ