落ち込んだ時は「食べたら罪悪感がある物をコンディションは気にせず食べに行きます」
――本作でハルは不幸が重なり落ち込んでいるところを先輩やポケモンたちに助けられます。のんさん自身はどのような時に落ち込んだりしますか?
あまり落ち込むことはないのですが、人にきつくあたりすぎてしまった時は、後から後悔して「直さないと…」と落ち込みます。
――落ち込んだ時に立ち直るためにすることはありますか?
私のお気に入りの飲食店に行っておいしい料理を食べたり、ラーメンや焼肉といった普段は我慢している、“食べたら罪悪感がある物”をコンディションは気にせず食べに行ったりします。落ち込んで体調を崩すならラーメンとかで崩してやる!という気持ちです(笑)
「好きだからこの活動をやってきたんだと思うと途端に力が湧いてくる」
――本作では、声優としての活動でしたが、俳優、アーティストと幅広いステージで活躍されています。そんなのんさんの活動の原動力を教えてください。
一番は、作品などを見てくださり「面白い」「すごい」と反応してくださる方たち。反応をいただけることで、私の演技や表現が誰かのパワーになっていたり、人に影響を与えられていることを実感し「このまま続けていいんだ」と思い、原動力に繋がっています。
――では、芸能活動をしていて“最高”を感じる瞬間はいかがでしょうか?
「こんなに良い仕事ができた!」と思ったときは本当に気持ちがよくて、北島康介選手が「チョー気持ちいい」と言った時と同じ心境だと思います。今回だと「ポケモンコンシェルジュ」の完成を見て「ここ良い感じにできたな」と思うと、「チョー気持ちいい」って思います。
――のんさんの代表作でもある「あまちゃん」が放送されてから約10年が経ちました。10年間変わらずに抱いてきた信念はありますか?
「好き」という気持ちを優先することです。芸能活動をしていると、苦しいことや辛いことはもちろんついてくるのですが、「好きだからこの活動をやってきたんだ」と思うと途端に力が湧いてきて頑張れます。
――では最後に、「ポケモンコンシェルジュ」の見どころをお願いいたします。
「ポケモンコンシェルジュ」はポケモンたちがバトルすることがメインではなくて、ポケモンリゾートという島があって、そこで働くハルがポケモンに助けられたり、いたずらされたり、大事なことを教えられたりします。
日常生活を見ながらポケモンがいる世界を疑似体験できる作品になっていて、本当に現実世界にポケモンがいたら、すごく幸せだろうなと思えるので、ぜひ見て幸せな気持ちになって欲しいです。
◆取材・文=山田椋太