初タッグから15年、錦戸亮は「相変わらず面白いのに切ない」
磯山プロデューサーが錦戸と再会したのは、Netflix「離婚しようよ」(2023年)の撮影だったという。その時の印象について聞くと、「すごく久しぶりにご一緒して、相変わらず面白いのに切ないと言いますか、そういう役を演じるのがうまいなと思っていました」と、錦戸の巧みな芝居に魅力されたことを明かしてくれた。
同ドラマへは、第5話という物語の転換期に、昭和時代に登場する“重要な役柄”として出演した錦戸。磯山プロデューサーは「ちょうど今回はゲストがたくさん出るし、どこかのタイミングで地上波に復帰してもらえたらいいなと思っていたので、『途中で一度出ませんか?』とオファーをしたら、すぐに『ぜひ』と言ってくださいました」と笑顔を見せた。
ユズルと恋に落ちる純子を演じたのは河合。錦戸とは「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(2023年、NHK BSプレミアムほか)で親子を演じていたが、今作では夫婦役で再共演を果たした。
磯山プロデューサーは「錦戸さんが『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の時に河合さんのことを『素晴らしい』とおっしゃっていたのですが、私自身もオンエアを見て心からそう思いました。錦戸さんには河合さんをキャスティングしたということも報告していたので、『だから今度は夫婦役です』と伝えたら、笑っていましたね(笑)」とまさかの配役に錦戸も驚いていた様子。
現場での二人について尋ねると「お二人ともシャイなので、変な結婚写真を撮影して笑っていましたけど、本番になると“やはりプロだな…”と感じました」と振り返った。
ゲスト出演とは思えぬほど、深い爪痕を残していった錦戸。ユズルにとって義理の父である市郎、そして妻・純子の未来はどうなるのか。今後の展開から目が離せない。