出会いの場所は「サウナ施設」
“書けなくなった”ミステリー作家・ミコと“解けなくなった”エリート刑事・森野は、元アイドルという経歴を持つ人気熱波師・電撃ウィッチ麻尋(トリンドル玲奈)がプロデュースするサウナ施設で出会った。
人気熱波師の麻尋によるアウフグースを受けながら、ミコが「温度良いのに。余計な演出がなければ最高なのに」ともらす。すると、運命のいたずらなのか、ミコの隣には森野がおり、「これは立派なカルチャーなんだけどな…」とぼそっとツッコミを入れる。
2人にとって、これが最初の会話だった。小気味よい会話劇を繰り広げるミコと森野に、くすっと笑ってしまった人も多かっただろう。イップスになっているミコと森野からしたら、笑いごとではないのかもしれないが、絶不調バディの初対面に心が躍った瞬間だった。
視聴者を沼らせるテンポのいい会話劇
水風呂でも、森野とミコは面白すぎるやりとりは終わらない。森野は「黒羽ミコさんですよね」という言葉をきっかけに、ミステリーファンとして、ミコの小説に毒舌を吐く。カチンときたミコだったが、自分のアンチ・ノモリがネットに書いたコメントと森野の意見が似ていることに気が付く。
森野に「ノモリ」なのかと聞くが、かたくなにノモリが自分だと認めない森野。そんな森野を、言葉でどんどん追い詰めていくミコ。一方、ミコの小説を評価している時は、満面の笑みを浮かべていた森野は、どんどん笑顔をなくす。
「アンチのノモリ=森野」と明らかになり、逃げだす森野に、ミコは「卑怯者!」と大きな声で告げる。森野はその言葉に納得がいかず、否定しようとミコを追い掛ける。その後、森野とミコは、水風呂に浮かぶ、反社組織に所属する竹内渉(山口大地)の死体を見つけるのだった。
「私のターン」と言わんばかりに、会話内の攻守が入れ替わるミコと森野。静かな会話と、激しく言い合う会話を使い分けるテンポのいい会話劇に、「2人の掛け合いがすごくおもしろかった」と沼る人が続出。
この他にも、SNSでは視聴者から「テンポよくおもしろいお話」「どんどん引き込まれる」「来週の放送が待ち遠しい」といった声が多く寄せられていた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
松竹
発売日: 2022/08/03