事件のカギを握るウノをようやく逮捕するも…
ジンソンはウノを緊急逮捕し、取り調べを行った。さまざまな状況証拠を突き付けてもしらばっくれるウノだったが、ジンソンが“ジヌを襲う動画がある”と伝えると、明らかな動揺を見せる。ところが逮捕後間もなくしてウノの令状が棄却され、釈放されてしまうことに。不敵な笑みを浮かべるウノにジンソンは「地の底まで追いかける」と言い放ち、その手を一旦離した。
一方、ジンソンはウジン警察署の仲間に頼み、ドクター・チュ(キム・ヒョンムク)を監視するように伝えていた。ウジン警察が頻繁に入り江食堂にやって来るのを不審に思ったヨンヒ(チャン・へジン)が、刑事の一人に問い詰めると、“ジヌは事故ではなく殺された”という事実を知る。そしてヨンヒはソウルまで行き、ジンソンに「真相を教えてくれ」と懇願する。
一方釈放されたウノはジョンスクらと豪華な食卓を囲んでいた。そこへヨンウンがやって来て、「僕は家族を守るために検事として助言するよ」と、どういうわけかジョンスク側に付くことに。
そして“ジヌが非嫡出子であることを隠すためには、実母(マリー)に口止めをする必要がある”と助言するヨンウン。ジョンスクはすでにマリーを大金で買収していたものの、ヨンウンの助言に従い、念のため直々に会いに行くことを決める。
対するジンソンらも、“チンジンがマリーとジヌの関係を知っているかが争点になる”として、マリーからの証言を得ようとしていた。
翌日、さっそくマリーに会いに行くジョンスク。しかしマリーは「先約がある」と、ジンソンに会うことを優先した。そしてジンソンに「ジヌはチンジンに殺された」と打ち明けたマリーは、「この世に偶然はありません」と、笑みを浮かべるのだった――。
マリーが韓国へ来た本当の理由とは…?
マリーはてっきりチンジン側に買収されたと思われたが、そうではなかった。マリーがジンソンに「ギヨン(イ・ギュハン)の死因を知っているか」「私がなぜ韓国に来たか分かるか」と言っていたことから、マリーはギヨンから事件の真相を聞かされており、チンジンに復讐するために韓国へ来たとも考えられる。また、マリーの発言からギヨンは自殺ではない可能性も浮上した。
そしてもう1つ第11話で気になったのは、ヨンウンがジョンスク側についたことだ。ジョンスクに対しあれだけ怒りをあらわにしていたヨンウンが、この短時間でジョンスクらにアドバイスをしている姿には違和感を覚える。
罪を犯したとはいえ、自分のためにここまでしてくれた母親のことを見捨てられず“自分も悪になる”と決めたのか、はたまた正義を貫くためにわざと協力しているふりをしているのか…。ヨンウンの真意が気になるところだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
TCエンタテインメント
発売日: 2022/07/05
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