「声がいい」道兼役・玉置に注目集まる
道兼役の玉置は、20代の頃から劇団「柿喰う客」の中心メンバーとして活躍してきた舞台俳優で、演劇ユニット「カスガイ」を主宰し演出家としての顔も持つ。
近年ではドラマ「恋する母たち」(2021年、TBS系)の不倫夫や連続テレビ小説「おかえりモネ」(2021年、NHK総合ほか)のテレビ局記者役、雨の中での慟哭シーンが大きな話題となった「大奥 season2」(2023年、NHK総合ほか)の黒木役などが印象深いが、今年もシェイクスピア4大悲劇の一つ「リア王」に出演中と、舞台への出演も精力的に行う。
今回「光る君へ」で、まるでスポットライトが当たっているかのように視線を引きつける演技を見せた玉置。全身にみなぎる緊張感も、舞台俳優としてのキャリアの賜物だろう。視聴者からも「道兼と道長のシーン、まるで舞台を見ているようだった」「道兼が涙を流すシーン、シェイクスピアの舞台を見ているみたいだった」「道兼の声がいい。舞台俳優さんだからか、納得」といった声が上がった。
4月21日(日)放送の第16回「華の影」予告では、道兼がなにやら決心した表情で道長に「汚れ仕事は俺の役目だ」と伝える場面も。どん底から這い上がった道兼が、道長と力を合わせる展開となるのだろうか。