絶対人に向けてはいけない怪獣の力
逃走の途中、怪獣に襲われる親子を発見したカフカは防衛隊に見つかる危険を顧みず、2人の救出に飛び込んでいく。怪獣になってしまったカフカだが、心は目指すヒーローのままだった。襲われていた少女も目の前の怪獣が優しい怪獣だと気づいたのだろう。少女がかけてくれた、「怪獣さん…ありがとう」という言葉に、「俺、やっぱ諦めない。アイツの隣に行かなきゃなんねえ」と決心を固めるカフカ。幼き日の約束を今度こそ果たすという、熱い想いが伝わってくるシーンだった。
また、ここは迫力ある戦闘シーンも注目だった。カフカが全力で拳を振り抜くと、インパクトの衝撃で怪獣は爆散。直後におびただしい怪獣の血の雨が降り注ぐ。直前までのコミカルなシーンとは対照的に、場面はダークな雰囲気に染まっていく。このアクションシーンには視聴者も目を奪われたようで、「作画の勢いが凄まじい」「気合の入り方がダンチで違う」「見たかったのこれよこれ!」など、SNSでは喝采が相次いでいた。
戦闘美少女キコル。ファイルーズあいの演技にも反響
今話では、後半に四ノ宮キコルの登場というもう1つの注目シーンが待っていた。原作で人気を集めるキャラクターとあって、第2話からの早い登場に喜びの声が殺到。「生意気可愛い感じホントに好き」「初対面で人の車投げるなwww」「キコルという戦闘美少女がじつに良き」など、SNSはキコルワードで盛り上がりを見せる。また、声を当てるファイルーズあいの生意気演技にも反響が集まり、「キコルの声ぴったりでにっこり」「想像通りすぎてベリーハッピー」など、原作ファンからの反応も上々なものだった。
そんなキコル、感覚が敏感なのか、カフカに向かって「なんか怪獣臭くない?」とドキッとするひと言を放つ。第2話はここがラストシーンとなったが、カフカはこの生意気娘にどう対処していくのだろうか。ちなみに、先の事件から3か月。どうにか怪獣への変身をコントロールできるようになったカフカは日常に戻っていたが、それは防衛隊にとっては未討伐事件になったということ。怪獣8号と呼称され、カフカは日本中の防衛隊員が捜索する対象にもなっていた。これから始まる選抜第二次試験をどう乗り越えるのかも気になるところだ。
ギャグとアクション、カフカのドラマパートの塩梅が絶妙だった第2話。放送後のSNSには、「秘密を守るレノがいい後輩すぎて、すでに完璧なバディ感」「コメディー要素強いけど、アクションがめちゃくちゃ尖ってていい感じ」「何かに必死に頑張る大人ってめっちゃ応援できる。ラストチャンス、ガンバ!」など、様々な感想が寄せられている。
■文/鈴木康道
▼ABEMAで「怪獣8号」を見る
https://abema.tv/video/title/19-190
▼Disney+で「怪獣8号」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/kaiju-no-8
▼TVerで「怪獣8号」を見る
https://tver.jp/series/sretn9nlgd