「TVer」が広告売上前年比150パーセントで成長する秘訣や今後の展望を紹介

芸能一般

2024/04/25 20:03

民放公式テレビ配信サービス「TVer」が、広告主・広告代理店・マーケターを対象として、TVerの成長の秘訣や今後の展望を紹介するオンラインカンファレスイベント「TVer Biz Conference 2024」が4月25日に開催された。

パリ五輪でほぼ全競技のライブ配信を実施

TVerは2015年10月にサービスを開始し、2021年4月に本格的な広告セールスを開始してから4年目に突入。月間ユーザー数は2024年1月に歴代最高の3,500万MUB(2024年1月1日～1月31日におけるTVerサービス全体でのユニークブラウザ数）を記録し、2024年3月には月間再生数も歴代最高の4.5億回(2024年3月1日～3月31日における、TVer単体のVOD・リアルタイム配信・追っかけ再生およびSP LIVEを合計した全デバイスでの動画再生数をビデオリサーチにて算出)を突破した。

また、2023年度のTVer広告売上は前年比約150パーセント(2022年度、2023年度におけるTVer社のTVer広告売上額比較)と大幅に伸長。2023年度からリリースしたTVer広告のセルフサーブ機能(広告会社が入稿・配信・レポーティングまで可能なTVer広告の機能)はさまざまな業種の企業で活用され、広告主企業数は前年比174パーセント、広告会社数も168パーセントと成長を遂げている。

2024年7月に開幕するパリ2024オリンピックでは、TVer単独で初めて、ほぼ全競技のライブ配信を敢行。地上波放送と同時生中継で競技の模様を配信し、期間中は各競技の「ハイライト動画」も毎日更新される。また、一部競技はコネクテッドTVでも視聴が可能。

さらに2024年度は、「ドラマ」「バラエティ」「アニメ」などの番組カテゴリごとにホーム画面が選択できる「カテゴリホーム」画面の実装も予定されている。

広告のセルフサーブ機能に3つのアップデート

今回のイベントにて、TVer広告のセルフサーブ機能について、「ターゲティング項目の拡充」「レポート項目の拡充」「在庫シミュレーション機能」という3つのアップデートを提供開始することが発表された。

「ターゲティング項目の拡充」では、新たに「テレビの視聴傾向」「世帯年収」「子ども有」のターゲティング項目追加を予定しており、よりニーズに合ったターゲティングができるようになる。「レポート項目の拡充」では、TVer広告のレポートにおいて、性別・年齢・都道府県・配信デバイスなどの項目を追加し、より細かい効果分析が可能に。そして、ターゲットオーディエンスや期間、予算を入力することで、配信シミュレーションが可能となる「在庫シミュレーション機能」も導入される予定となっている。

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