“I-LAND”と“GROUND”、2つの空間、2つの審査パート
「I-LAND」には、デビューに必要な衣食住、全てが豊富に揃っていて女子の夢が詰まったような内装の“I-LAND”と、無機質で殺風景な“GROUND”の2つの空間があり、デビューするには“I-LAND”に居なければならない。審査は2つのパートに分かれており、Part.1のテストでは、共同の運命でチームワークを重要視。個人ではなくチームの点数によって“GROUND”に放出される人数が決まり、残留か放出かは、プロデューサー5名と“I-LANDER”たちの選択にゆだねられる。参加者がお互いの運命を握っているという点は、「I-LAND」の特徴の1つである。そしてPart.1の最後では、プロデューサーたちに加え、「I-MATE」と名付けられた視聴者たちの投票により、次の段階に進む12名が決定。Part.2は徹底した個人戦となり、プロデューサーの選択と視聴者投票で最終的なデビューメンバーが決定する。
最初の関門「入場テスト」をクリアして“I-LANDER”になれるのは、24名中12名。披露したパフォーマンスをプロデューサー5名中3名以上に合格と認められる事が条件となる。
上手いだけでは勝ち残れない
前述のように、参加者は高倍率のオーディションを勝ち抜いた上にレッスンを積んで臨んでいるので、他のサバイバル番組のレベル決めの段階で多々見受けられる“おそまつ丸出し”の者は皆無。最初からハイレベルの戦いとなった。だが、その中でもやはり優劣はついてしまう。元々実力がある者は期待値が高い分、評価も厳しくなるし、経験が浅い者は「思っていた以上に上手かった」と評価が上がるのは仕方のない事だ。また、実力だけでなく、存在感や表現力、可能性を認められるケースもあり、参加者目線では文句ナシに上手くても、プロから見れば今一つの評価となる場合も…。
結局、“I-LAND”行きを手にしたのは16名となり、4名定員オーバー。この中から“GROUND”に行く者を自分たちの投票で決めるシビアなルールが告げられた。前回の「I-LAND」では放出する者に投票したが、今回は「一緒にやっていきたい人」を選ぶ方式に変更。自分に投票するのも可能だ。こうなると、上手いから残れるとは限らない。人柄や関係性に左右される可能性も大いにある。実際、この後のテストでは、実力がありながらも態度がネックとなり、誰からも「一緒にやりたい」と思われず、“GROUND”行きとなった参加者が出てしまった。
“GROUND”に居る限り、デビューのチャンスは無い
今後は、“I-LANDER”と“GROUNDER”に分かれて審査が行われていき、“GROUNDER”は“I-LANDER”から放出者が出た場合のみ、その人数分が昇格できる。“GROUNDER”は、あくまでも“補欠扱い”。例えば、「シグナルソングテスト」では、もし“I-LANDER”から1人も放出者が出なければ、一生懸命練習して準備したパフォーマンスを披露するチャンスさえ与えられない。そんな屈辱や悔しさをバネに努力を重ね、抜け出すチャンスをモノにしなければならないのだ。
そして、デビューメンバー決定に影響する、「I-MATE」からの支持(投票)を得るには、好感度も大きな要素となる。一瞬見せた表情や何気ない一言で、簡単に人気は上がったり下がったりする。また、日本では特に、ガールズグループもいかに女子に好かれるかが成功のカギとなる。
3週目で早くも脱落者が!?
「I-LAND 2:N/a」は始まったばかり、“I-LANDER”と“GROUNDER”の入れ替えはまだまだありそう。そして、3週目には早くも脱落者が出るようだ。熾烈な戦いを勝ち抜いて誰がデビューするのか、彼女たちの成長も見守りながら新たなグローバルアイドルが誕生する瞬間を楽しみに視聴したい。
◆文=鳥居美保
BLACKPINKのプロデューサーが手がける2024年最大のガールズグループオーディション開幕
「I-LAND2:N/a」
毎週木曜夜8:40~11:30 ABEMA SPECIAL 2チャンネルにて日韓同時、無料放送
「I-LAND2:N/a」特設サイト:https://abema.tv/lp/iland2-onair
「I-LAND」
4月18日(木)夜11:59まで全話無料配信
ユニバーサルミュージック
発売日: 2023/07/26