アメリカで50年近く愛されているコメディ番組「SNL(SATURDAY NIGHT LIVE)」を、韓国版にアレンジした「SNL KOREA シーズン4」が、CS衛星劇場にて5月10日(金)夜11:50から放送される。同番組は毎回異なる人気タレントのゲストが番組ホストを務め、風刺とユーモアで斬新な笑いを届けるシチュエーションコメディショーだ。中でもシーズン4では、ドラマ「愛の不時着」でお馴染みの俳優コ・ギュピルや、歌手のソン・シギョンがホストを務め話題を呼んだ。本記事では、全9回にわたる本シーズンの見どころや注目回について紹介していく。
人気タレントたちがブラックジョークなども織り交ぜたコントを披露
「SNL KOREA」は、2011年12月から韓国のテレビチャンネル・tvNにて初回放送が始まり、2017年11月に終了したかと思われたが、2021年から動画配信サービス「COUPANG PLAY」にてリブートシーズン1として放送を再開。現在は韓国にてシーズン5を放送中のバラエティ番組だ。
普段は俳優や歌手として第一線で活躍する芸能人たちが番組のホストを務め、コントや社会風刺を通して、“おもしろおかしく”演じるという内容になっている。
彼らは作中のコントで、会社員や学生などのほか、まれに男装や女装をしたりと、普段とは異なる姿を演じる。そのはっちゃけた姿は非常に貴重で、視聴者を大いに楽しませており、スタジオにいる観客の笑い声や悲鳴も相まって、より一層番組を盛り上げている。
また、単に“おもしろおかしい”というだけでなく、政治や社会を風刺するブラックジョークなども随所に織り交ぜている点が見どころの1つ。これまでのシーズンではK-POP事務所・JYPエンターテイメントの代表、パク・ジニョンや俳優のソン・スンホン、日本でも人気の韓流スター、チャン・グンソクらが出演してきた。
映画「ミナリ」や、ドラマ「愛の不時着」の出演俳優たちが登場する“シーズン4”
「SNL KOREA シーズン4」の第2回となる放送では、女優のハン・イェリが出演。彼女は2021年公開の映画「ミナリ」に出演すると、「2021ゴールドリスト授賞式」で主演女優賞を受賞。コミカルな演技からシリアスな演技まで、さまざまな役を演じ分ける実力派女優として知られている。
そんなハンが同番組に出演した際には、ネット上で「生まれつき人を笑わせる才能があったみたい」「最高だった」など声が上がっており、世の視聴者を魅了するほどのバラエティセンスを見せていた。
実際に「バイトから青春だ」というコーナーでは、8年目のアルバイト生として登場し、バイト経験者が共感できるような、笑えるけど悲しい“バイトあるある”を披露。衝撃的な大どんでん返しエピソードを通して、視聴者の共感と笑いを誘った。
また、同番組の人気コーナーの一つである“19禁ギャグ”というアダルトコメディコーナーでは、確かな番組進行力とトーク力で韓国バラエティ界には欠かせない、コメディアンで俳優のシン・ドンヨプとカップル役に挑戦。
「朝鮮語の方言での演技がとても自然だった」「どんな役でも卒なくこなしていて、さすがすぎる」とネット上でも好評で、体当たりの演技で新境地を開拓した。
そして第3回の放送回では、世界的大ヒットドラマ「愛の不時着」でセリスチョイス社の広報チーム長・ホン・チャンシク役を演じたコ・ギュピルがホストとして出演。ドラマでは主人公に振り回されるかわいそうな役どころだったが、同番組ではいきいきとしたコミカルな姿を披露している。