羽山「今日泊まっていこうかな。二人寝られるでしょ」
「どうして?」と驚く白崎に「1話一緒に見ようと思って」と羽山は答えて部屋に入る。カレーを作ると言って材料をテーブルに出し始めた羽山は白崎にお風呂に入るように勧める。
白崎が風呂から上がるとカレーを準備していた羽山は、白崎の髪も乾かしてやる。食卓で向かい合って羽山が作ったカレーを食べ、白崎は「信じられない。麻水さんがうちに居るなんて…。すみません、ほんと狭い部屋で」と言うと、羽山は「なのにセミダブル?エロいね」と言ってからかう。そして、「今日泊まっていこうかな。二人寝られるでしょ」と羽山は言って、白崎が戸惑っていると羽山は「俺たち恋人だしね」と言う。
いよいよ「昼のゆめ」の放送が始まり、白崎は正座して見て心のなかで自分にダメ出しする。白崎は放送が終わってからも演技を反省するが、羽山を気遣って「眠いですよね、ベッドで寝てください」と掛ふとんをめくってベッドを整える。すると羽山は白崎をバックハグしてベッドで寝ようとする。驚く白崎に「白崎くんはさ、何が好きなの?教えて」と羽山。白崎は好きなものを挙げていき、羽山は明日の撮影ではそれを思い浮かべればいいとアドバイスする。そして、羽山は寝息を立てて眠ってしまい、白崎も羽山のほうに向き直って眠るのだった。
突飛な行動をしているようで白崎を思いやっている羽山の気持ちが伝わり、白崎もそれを感じ取っていて距離が縮まる二人にキュンキュンとさせられた。
◆構成・文=牧島史佳