宮藤官九郎が企画・監督・脚本を、池松壮亮が主演を務めるドラマ25「季節のない街」(毎週金曜深夜0:42-1:13、テレ東系/ディズニープラスにて配信中)の第5話「僕のワイフ」が、5月3日に放送された。個性的な住人が多い街に、他の人たちの個性に負けないくらいの島さん(藤井隆)とワイフ(LiLiCo)がやってきた。(以下、ネタバレを含みます)
宮藤官九郎が20代の頃から切望していた企画を映像化
同作は、山本周五郎の同名小説をベースに、舞台となる“街”を12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある“街”へ置き換え、現代の物語として再構築。希望を失い、この“街”にやってきた主人公が“街”の住人たちの姿に希望を見つけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメントとなっている。
宮藤が20代のころから切望していた企画で、テレ東とディズニーの共同製作で実現。原作小説は、1970年に黒澤明監督が「どですかでん」のタイトルで映画化したことでも知られており、映画は1972年の「第44回アカデミー賞」外国語映画賞(現・国際長編映画賞)にノミネートされた。
群像劇を彩るキャストが集結
怪しげな男の指示で、街に住む人々の暮らしぶりを報告する仕事を請け負い、猫のトラと一緒に街に潜入する主人公・半助こと田中新助を演じるのは池松。街の青年部を率いる、母親の愛情に飢えた承認欲求高めな“親思い”の次男・タツヤ役を仲野太賀が務める。
また、街の近所に住む酒店の息子で、好きな女の子目当てで街に出入りしているオカベを演じるのは渡辺大知。さらに、オカベが恋する街で一番内気なかつ子役は三浦透子、タツヤの母・しのぶ役は坂井真紀、「どですかでん」と叫びながら“見えない電車”を毎日1人で運転する六ちゃん役は濱田岳、六ちゃんの母・くに子役は片桐はいり、六ちゃんのよき理解者であり街を見守るたんばさん役はベンガル。
ほか、増子直純(怒髪天)、高橋メアリージュン、荒川良々、MEGUMI、皆川猿時、又吉直樹、前田敦子、塚地武雅、藤井隆、鶴見辰吾、岩松了らキャストが集結し、“全員ワケあり&いわくつき”の個性豊かな住人として登場する。
ダミ声で怒号をあげるワイフにオカベもビビった
半助(池松壮亮)の家の隣に引っ越してきたのが、背広を着て名刺と配り、いつも笑顔を絶やさない島さん(藤井)とそのワイフ(LiLiCo)。
島さんは、唐突に顔面をけいれんさせ、「けけけふん!」という奇声を上げる。これは発作的なもので、島さん自身がコントロールできるものではないようだ。仕事は不動産の仲介業で、復興事業にも関わっているらしく、仕事においてはかなりのやり手という感じ。
一方、ワイフも違うタイプの個性的な人物で、キレるとダミ声で怒号をあげたりするので、近づくのもおっかない感じ。八百屋の前でキャベツの痛んだ葉をむしりながらクレームをつける様子を見かけたオカベ(渡辺大知)がびびってしまうほどに。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/a-town-without-seasons/
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