2020年、期待の若手女優・森七菜が語る「こんな素晴らしい映画を観られる現代に生まれたことに感謝!」
独特の世界観で見たこともないような映像世界を描き続ける岩井俊二監督の最新作「ラストレター」が1月17日(金)から全国劇場公開されるのに合わせて、『映画「ラストレター」公開記念 松たか子&広瀬すず&岩井俊二 映画の魅力徹底トークSP』をdTVチャンネルのひかりTVチャンネル+で配信。そこで、新人ながら岸辺野颯香と遠野裕里(回想)の二役を見事に演じ切った森七菜に自身の演技や共演者についての話を聞いた。
――今回の役も140人ほどの中から選ばれたとお聞きしましたが、オーディションに強いと評判ですね。
ありがとうございます。今回のオーディションの前に岩井監督の映画を5本観させていただき、その雰囲気や世界観の虜になってしまいました。それでオーディションの時に岩井監督に「どうやったらあのような素敵な映画が撮れるんですか?」って聞いたんです。そうしたら「僕は何もやってないよ」とさらりと言われてしまったので、あぁ私は嫌われたなって思ったんです(笑)。ですから選んでいただけたと聞いた時は、とても嬉しかったです。
――ご覧になった岩井監督作品で特に好きな映画は何ですか。
「花とアリス」と「リップヴァンウィンクルの花嫁」です。繰り返し何回も観ました。特に「リップヴァンウィンクルの花嫁」は4時間位ある長編なので、お風呂に入りながら観た時はのぼせてしまいました(笑)。本作もカットされた部分があるので、それを追加したロングバージョンもできればいいなと思いました。