坂口健太郎、5年ぶりに共演の永野芽郁を「とても頼もしく」<仮面病棟>
シリーズ累計発行部数100万部に迫るベストセラー小説を映画化した「仮面病棟」(3月6日・金公開)。主演を務める坂口健太郎は、ピエロの仮面をかぶった凶悪犯によって占拠された病院の当直医・速水秀悟を演じる。そして、彼と一緒に病院に閉じ込められる大学生の川崎瞳を演じるのは、坂口とは「俺物語‼」(2015年)以来の共演となる永野芽郁。
次から次へとナゾが押し寄せる脱出ミステリーに挑んだ二人に、役に対する印象や撮影裏話について聞いた。
今までで一番台本を読み返しました(永野)
――それぞれが演じられた役柄について教えてください。
坂口「僕が演じた速水は、占拠された病院で一夜限りの当直医をしている医者です。3カ月前に恋人を亡くした過去があり、彼自身、心の傷を抱えている。当直医のアルバイトを引き受けたのは、速水にとってはリハビリみたいなものだったと思います」
永野「瞳は凶悪犯に銃で撃たれて、病院に連れてこられます。ちょっとミステリアスなところがある女の子で、あまり演じたことのないタイプのキャラクターでした。言っていること、やっていること、真実は何だろうと思わせる役柄でもありました」
――凶悪犯がピエロの仮面をかぶっているのも不気味ですが、病院自体にも「入院記録のない患者」「通報しない病院スタッフ」「あるはずのない病室」など多くのナゾがあります。最後まで目が離せないミステリーとなっていますが、脚本を読まれた感想は?
坂口「本当に先読みできないお話なので、『これはどういうことなんだろう?』と思う部分はいくつかありました。でも、速水が動かないと物語も進んでいかないので、現場で感じることを大切にして演じようと思いました」
永野「今回は台本をパッと読むだけでは頭の中に入ってこなくて、今までで一番台本を読み返しました。文字だけだとなかなか難しくて。なので、映像としてつながったものを見たら、自分で頑張ったなと思えるものになっているんじゃないかと思います」
3月6日(金)公開
配給:ワーナー・ブラザース
監督/木村ひさし 出演/坂口健太郎 永野芽郁 内田理央 江口のりこ 大谷亮平 高嶋政伸ほか