キャリア官僚の逮捕はえん罪だった!厚労省局長・村木厚子さんの戦い、無罪を勝ち取るまでの454日に今あらためて迫る
8月4日(火)放送の「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」(毎週火曜夜9:00、NHK BSプレミアム)は、突然逮捕された元厚労省局長が長期の勾留と不当な取り調べを受けながら、無罪を勝ち取るまでの戦いに迫る「わたしはやっていない 村木厚子 無罪までの454日」を放送する。
霞が関の女性キャリア官僚を襲った突然の逮捕と長期の勾留。2009年6月、厚労省の局長だった村木厚子さんは、身に覚えのない虚偽公文書作成・同行使の容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。
「障害者郵便制度悪用事件」。この事件は「凛の会」という偽の障害者団体が障害者郵便制度を悪用し、ダイレクトメールなどの郵送料で数十億円単位の差額を不法に免れたというもの。この時、村木さんは政治家の口利きを受け、偽の障害者団体証明書を発行したとして罪に問われた。
だが、事実は違った。すべては検察の思い込みと強引な取り調べで作り上げられた虚構だったのだ。公判では証人たちが次々と供述調書の内容を否認した。
2010年9月10日、大阪地裁は無罪判決を言い渡した。大阪地検は上訴権を放棄し、逮捕から454日後、無罪判決が確定した。
その後、主任検事による証拠の改ざんが明らかになり、現職の検事3人が逮捕されるという検察を揺るがす事態となった。
なぜ改ざんは起きたのか? そして、村木さんはなぜ逮捕から1年半もの間、孤独な闘いに耐え、検察に立ち向かうことができたのか? 一人の女性官僚が検察権力と戦い抜いたアナザーストーリーをつづる。
ナビゲーターは松嶋菜々子。ナレーターを濱田岳が務める。
毎週火曜夜9:00-10:00、NHK BSプレミアムにて放送
※「わたしはやっていない 村木厚子 無罪までの454日」は、8月4日(火)夜9:00放送
ナビゲーター:松嶋菜々子
出演:村木厚子、周防正行
ナレーター:濱田岳