浅野温子と加賀まりこがバトル!? 舞台「8人の女たち」制作発表

芸能一般

2011/10/13 15:04

浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央（写真左から）

12月9日（金）～25日（日）までルテアトル銀座 byPARCOで上演される舞台「8人の女たち」の制作発表が、10月13日、都内で行われ、出演する浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央の8人と、演出を務めるG2氏が登場した。

本作はフランスのヒッチ・コックと称されたロベール・トマの戯曲「Huit Femmes（8人の女たち）」が原作で、1961年に執筆され、あやしい秘密のにおいのする極上ミステリーとして多くの人に称賛された作品。'02年にフランスで公開された映画版では、ベルリン国際映画祭において8人の女優全員が銀熊賞を獲得するという快挙をなしとげた名作である。舞台はクリスマスを祝うため家族が集まってきたフランスの郊外の大邸宅。ちょうどその日の朝、メードのルイーズ（牧瀬）が、一家の主・マルセルの部屋へ朝食を持っていくと、マルセルは背中を刺されて死んでいた。しかも外から何者かが侵入した形跡はない。雪で外部との連絡が完全に断たれた8人の女たちは、それぞれ疑心暗鬼を募るばかり。やがて互いに詮索が始まり、次々と彼女たち一人一人の思惑や秘密が暴露されていく。

G2氏は一堂に会した8人の女優を前に「8人全員が主役といってもいいような話なので、キャスティングはとてもすばらしい状況になったと思ってます。今回は女性のおろかで、でもかわいくて、けど恐ろしいという女性像を、8つのタイプに浮き彫りにするのがぼくの仕事です。舞台をリングにした8人の、かなりのバトルになると思っています」と喜びとともに見どころを語った。

浅野は、今回の舞台が決まるまでのいきさつを「加賀まりこさんが出演されると聞いて、何も考えずにやらせてくださいと答えました。あとになって、何も考えないで受けたなって、まずいなって思ってるんですけど（笑）」と意外な経緯を明かした。ということは加賀さんと闘いたいということですか？と問われると「いえ、そんな恐いことはしません！加賀さんについていきます（笑）」と自らフォローし、会場に笑いを誘った。

今回が初舞台となるマイコは「まず舞台に立つということ自体が未知の世界です。さらに共演者の皆さんのお名前を聞いて、あたしは出ちゃいけない人だなと思いました。それくらいすごい方々とご一緒することはなかなかないことだと思うので、皆さんからいろんなことを吸収したいです」と緊張のコメントをした。すると加賀は「大丈夫。稽古初日から、先輩ってこんなもんなんだって多分思うから」と優しい言葉をかけた。同じく緊張の表情をみせる牧瀬は「きょう皆様と顔合わせをさせていただいたときに、こんなに後悔することと、不安な気持ちはありませんでした。でもやらない後悔より、やって体当たりでぶつかって粉々に散る方がいいや、と今は思っています」とコメント。すると司会は「まさかきょう後悔されているとは思いませんでした」としみじみ話し、あわてる牧瀬の姿で会場は笑いに包まれた。

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