絆のアリル セカンドシーズンのあらすじ一覧
【最終回】ADENのネットワークが何者かにサイバーアタックを受け、完成までもう一息だったPathTLiveの楽曲は、データがまるごと消失してしまう。さらに、ミラクたちがバーチャルエリアから出られない事態が発生する。そこを脱出するためには、これまでの思い出と、そしてとある存在自体を失うリスクがあるという。ミラクたちは決断を迫られる。
VICONIC、3DM8に続いてPathTLiveがパフォーマンスする。ミラクたちはハイレベルな2組を目の当たりにし、焦りながらも奮い立つ。より良いものが届けられるよう発表当日まで楽曲を作成し、PathTLiveの思いが一つになっていく。その一方で、学園長室では評価基準について正反対の考えを持つオーリスとエイダとの間に不穏な空気が流れていた。そしてついに、二人の間にひずみが生じる。PathTlive結成以来最大のトラブルが発生し、出場メンバーの絆がPathTLiveのピンチを救う。
ADENシード本選、二組目のユニットはソフィア、ゾーイ、ヒメナの3人組・3DM8。もともと幼なじみのVICONICとは異なり、ADENで知り合ってこの本選を通過するために組まれたユニットだった。3DM8の頭脳であるソフィアは驚きの練習方法をチームに提案するなど、人並み外れた技術や洞察力を持ち合わせていた。ソフィアに対してヒメナはオーバーリアクションで感嘆し、ゾーイはまったく動じないなど、彼女たちは一見、何から何までかみ合わないように見えた。
ミラクの思いが通じ、クオンがPathTliveに戻ってくることに。そして、いよいよバーチャルグリッドアワード・ADENシード本選ユニットバトルが始まる。学園長・オーリスよりパフォーマンス順が発表され、セアとジュア二人のユニット・VICONICがトップバッターに選ばれる。昔からの幼なじみで、互いへの強い思いを持ちながらせっさたくましてきた二人のパフォーマンスが期待される。
文化祭も後夜祭の時間が近づき、そこで“バタフライファイヤー”という催しが行われる。文化祭でのデータを蝶の羽にのせてデリートする、いわゆる儀式のようなもので、その蝶に願い事を書き込んで消すと願いがかなうという。ミラクたちはそれぞれの願いを蝶に込める。他の予選通過者も後夜祭を通して自身の願いと向き合っていた。その中で、ミラクは憧れのキズナアイに背中を押されある決意する。そしてついに本選にエントリーするユニットが決定した。
ADENの文化祭が盛り上がりを見せる中、一人キャンバスに筆を走らせるニスカの姿があった。ニスカはBRT5を脱退した当時、ジェシーに許さないと言われたことを思い出していた。ヒメナはニスカの脱退をいまだに受け入れられないジェシーの気持ちに気付く。ヒメナはジェシーをコラボライブに誘い、自分の思いを伝えることの大切さを話し、ニスカへの告白を手伝う。一方クオンは、BRT5のメンバーに徐々に受け入れられているが、気掛かりなことがあった。
クリス、ノエル、リズと共に文化祭を楽しんでいたミラクは、ソフィアから一緒に回りたいと声を掛けられる。しかしクリスは、なぜか拒否反応を起こし断ってしまう。そんな中、XRテクノロジー科の生徒が作成したカードゲームでリズとソフィアが対決することに。何事にもリサーチと分析を欠かさないリズと、幼い頃からプログラマーとして活躍していたソフィアが、頭脳対決で化学反応を見せる。
ミラクとニスカのコラボライブが行われ、BRT5のメンバーはそれぞれが違った思いを抱く。そんな中、ADENの文化祭「CHEER UP」がスタートする。この文化祭はADENシード予選通過者たちへの応援イベントも兼ねており、通過者が一緒にさまざまなゲームに挑戦したり、コラボライブを披露したりと和やかな時間を過ごす。そして、ゾーイとBRT5のサラが実は幼なじみだったことが分かる。
クオンのBRT5加入について、ノエルもさまざまな思いを抱えていた。エリート家系で育ったノエルは、かつてミラクとの関わりを経て、己の家族へのコンプレックスを克服したと思っていた。しかし、クオンの影響でノエルは忘れていたはずのコンプレックスを再び刺激されてしまう。そんな中、リズは普段と様子の違うノエルを気に掛け、ノエルを“ある場所”へと連れて行く。一方、気持ちを新たにしたクオンは、ミラクとニスカのコラボライブを見ることに。
ミラク、クリス、ノエル、リズは、BRT5の配信を見るために集まるが、そこにBRT5の新たなメンバーとして現れたのは、なんとクオンだった。PathTLiveでユニットを組んでADENシード本選に挑むことが当然だと思っていたミラクは、動揺を隠せない。そしてクリスもまた、別の複雑な思いを抱えていた。二人で浮かない顔をしていると、ミラクの元に意外な人物からのメッセージが届く。そして、“とある場所”に招待されたミラクは、クリスについてきてくれるよう声を掛ける。
バーチャルグリッドアワードADENシード本選の審査内容は、“ユニットバトル”だった。当然PathTLiveの5人で出場したいと思うミラクをよそに、メンバーはそれぞれの思いを抱えていた。そんな中、クオンがランキング上位者ばかりで構成された最強ユニット・BRT5に加入するよう声を掛けられる。「変わりたい」と強く願い、自分の進むべき道について悩むクオンは、PathTLiveとBRT5のどちらを選ぶかという選択を迫られる。一方、意外な人物がミラクに声を掛けてくる。
バーチャルグリッドアワードADENシード本選がスタート。ミラクを始めPathTLiveのメンバーは無事全員予選を通過し、これまでの出会いや数々の葛藤を振り返り懐かしんでいたが、クオンだけがなぜか浮かない顔をしていた。そんな中、バーチャルグリッドアワードの出場権をかけて行われる、ADENシードの本選のルールが学園長・オーリスから告げられる。その内容に驚きを隠せないミラクたちの前に姿を現したのは、予選ランキング上位入賞者の面々だった。