松岡茉優 コメント
――松岡さんは今作がフジテレビのGP帯連ドラ初主演となります。オファーを受けた感想をお聞かせください。
森安彩プロデューサーから、「ギークス/GEEKS(仮)」で描きたいことを聞き、私自身が「そんなドラマが今、見たかった!」と感じました。こだわり強めの3人が織りなす会話劇は、台本を読んでいてもニヤニヤ、クスクスしてしまいます。
ちょうど放送が木曜日ということもあり、放送を見てくださった方が「明日1日頑張って、あいつと飲みたいな」と気の置けない仲間のことを思い浮かべてもらえたらとてもうれしいです。
――台本を読んで、今作のみどころや魅力をお聞かせください。
ゆるくて、気だるいのに、ドキドキする。そんなドラマを作れたらなと本読みの時に感じました。私が演じる西条、田中みな実さんが演じる吉良、滝沢カレンさんが演じる基山はそれぞれどこか気だるげなのですが、誰かが本気で困っていたら、手を差し伸べられる実は温かい人たちだなと思っていて。人としての温度はちょっと低めな彼女たちですが、なんだかんだ巻き込まれながら事件を解決していく姿が痛快です。
――すでに撮影に入っていますが、西条という役をどのように演じるよう心がけていますか?
ちょうど先日の撮影で感じたことがあって。西条はジグソーパズルのオタクなのですが、オタクだって興奮の仕方は千差万別。私もオタなので、自分が興奮している時のテンションになってしまってはいけないなと自戒しました。
西条には西条の興奮の仕方があるのだと思い直し、西条さんはどんなふうに荒ぶるのかしらと考えるのが楽しかったです。みなさんも“オタ”の部分がお有りでしたら、共感してもらえる所も多いと思うので、好きなものに一直線な3人を楽しんでもらえたらうれしいです。
――共演の田中みな実さん、滝沢カレンさんの印象をお聞かせください。
ずっと前に出会っていたような気がする、と勝手ながら思っています。おふたりといると、妙に安心して、居心地が良いのです。育ってきた畑の違う私たちなのですが、そのグルーヴ感を皆さまにも感じていただけたらうれしいです。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さまへのメッセージをお願いします。
刑事モノだけどそこまで考察せずに、というと少し語弊があるかもしれませんが、遅めの夕飯でも食べながら、だらだら見てもらえたらうれしいです。そんなドラマをみんな本気で撮っています。
好きなものは好きでいいじゃん! 嫌なものは嫌でいいじゃん! そんなふうに自分を肯定できるドラマにできるよう、スタッフ、キャスト一同、本気で頑張ります!
田中みな実 コメント
――今作のオファーを受けたときの感想をお聞かせください。
思いがけないタイミングでバタバタと出演が決まり、気付けば撮影に入っていたという感じでしたが、松岡茉優さん、滝沢カレンさんとどんな面白いことができるんだろう、と胸の高鳴りを覚えました。
――台本を読んで、今作のみどころや魅力をお聞かせください。
仕事よりもやりたいことや生き方を堂々と優先し、人に嫌われることを恐れないギークスは笑ってしまうほどすがすがしい。頑張らないことの正義について、初めて考えさせられました。
――吉良という役をどのように演じるよう心がけていますか?
本読みの際、監督に「色気が過ぎる」と、度重なるご指摘をいただきまして…。意識的に無くしても「まだ、少し感じる」とのことで、極端に振り切ったところ、今回のキャラクターが生まれました。
――共演の松岡茉優さん、滝沢カレンさんの印象をお聞かせください。
松岡さんは3人の中で最年少でありながら、芸歴21年の頼れる座長。知識も経験も豊富で、想定していなかった動きや言い回しがシーン毎に飛び出します。それでいて、時に甘えん坊で無邪気。「わたし、2人には“まゆちん”って呼ばれたいです」と照れ笑いする様子は子どものようで、すっかり翻弄されています。
顔合わせ兼本読みの日、台詞を全て暗記してきた滝沢さん。「絶対に絶対に絶対に迷惑を掛けないように頑張るのでよろしくお願いします!」と深々頭を下げていましたが、迷惑どころか、カレンちゃんの存在がどれだけ現場を和ませているか。真面目に一生懸命に芝居と向き合い、卓越したワードセンスでみんなを笑わせてくれる、最高の役者です。
2人に会えると思うと現場に向かう足取りが軽く、休みの日にも2人を思ってしまうほど。ギークスのチームワークにご期待ください!
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さまへのメッセージをお願いします。
気楽にみてください。な〜んにも考えずにみてみてください。周囲と足並みをそろえず、他人の顔色を伺わず、愛想笑いもしない。代わりに、自分にとっての大切な人や時間にはとことん愛を注ぐギークスの潔さは痛快です。ぜひご覧ください!